トヨタ、1500億円の営業赤字

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トヨタ、1500億円の営業赤字に…09年3月期連結決算(読売新聞) - Yahoo!ニュース

トヨタは11月時点で業績予想を1兆円下方修正して6000億円の営業黒字になるとしていた。その後、販売台数の大幅減が確実になり、11月時点よりさらに、販売台数減で5700億円、円高の影響で2000億円利益が落ち込み、コスト削減努力で穴埋めできなかった。トヨタは円相場を1ドル=100円と想定していたが、現状は90円前後と想定を上回る水準で推移している。
 
売上高は前期比約5兆円落ち込み21兆5000億円に、税引き後利益は前期の1兆7000億円から500億円に激減する。

台数が140万台減るってのもスゴイけど、売上高が5兆円減るってのもスゴイね。 そりゃ赤字にもなろうというものです。

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日本メーカーも出口見えず:NBonline(日経ビジネス オンライン)

そのトヨタを追い込んだ最大の要因が米国の不振だ。リーマンショックが起きた9月以降、前年同月比25%を超える販売減が続く。特に収益源だった高級車「レクサス」の不振は深刻だ。トヨタブランドも落ちているが、レクサスの販売減はそれを上回る勢い。消費低迷で高級車市場が崩れてしまったからだ。企業の幹部社員が、会社を解雇されてレクサスを手放すような事例があちこちで聞かれるという。
 
販売減を食い止めようとゼロ金利キャンペーンを開始するなど販促に力を入れるが、これも収益の足を引っ張る。1台当たりの平均インセンティブ(販売奨励金)が急激に増加。それでも、結果を見る限り、砂漠に水をまくような状況だ(右のグラフ参照)。

結局、レクサスは「ホンモノの金持ち」に売れていた訳ではなくて、マネーゲームの勝ち組だった層に売れていただけということでしょう。 だから伝統的な高級車市場よりも顧客層が広く、たくさん売れていた訳ですが。

〔アングル〕トヨタの赤字転落、成長一辺倒で薄れた緊張感(ロイター) - Yahoo!ニュース

トヨタの名古屋オフィスでは今、トイレで洗った手を乾かす「ハンドドライヤー」の電源が切られている。機械の上には「緊急収益確保対策」と書かれた貼り紙。世界で最も利益率が高く、各国のメディアから賞賛されてきた自動車メーカーが直面している事態の深刻さを物語る。

そういう精神論を持ち出しても、何も解決しないと思うけどな。