鑑定しました

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

入手したC100EXエンジンのジャンク部品を確認してみました。

spl_c100ex_01.jpg

まずギヤーシフトアームですが、スピンドルが曲がっています。 それだけでなく、シーソーペダルが付く部分のスプラインが捩れているんですね。 何らかの強い外力が掛かったようです。 おそらく転倒したのでしょう。
アーム類は使えますので、スピンドル(24610-GN5-900 \1,770)だけ交換すればOKです。

spl_c100ex_02.jpg

続いてクランクシャフト。 クランクベアリングはともかくとして、コンロッド大端部にミリ単位のガタがあります。 何がどうしたらこんなにガタガタになるのでしょうか?

spl_c100ex_03.jpg

パーツリストによると、コネクティングロッド・ベアリング(13番)が入っているハズですが、摩滅してしまったのでしょうか?
修理するとしたら、6番(13201-GF6-300 \3,370)、9番(13381-GF6-300 \1,270)、12番(91001-GF6-004 \690x2)、13番(91101-GF6-*** \610)を交換する必要があります。 もちろん素人では出来ないので、内燃機屋さんに持ち込むことになります。 工賃を考えると、新品を買うのと大して変わらないですね。

spl_c100ex_04.jpg

ドライブギヤは錆が目立ちますが、表面的なものなので除去すれば大丈夫そうです。 これは手持ちがあるので、予備品とします。

spl_c100ex_05.jpg

ドライブプレートも、クラッチウェイト(22535-HF7-305 \4,040)のシューがかなり磨耗しているので交換が必要です。 これも予備品入りです。

spl_c100ex_06.jpg

フライホイールも錆がありますが、清掃すればまだ使えるでしょう。 使う予定はないんですが、別途に詳しく調査する予定です。

spl_c100ex_08.jpg

クラッチアウターは、ドリブンギヤの磨耗もなく、十分に使用可能です。 クラッチプレートはディンプル付なので、プレーンタイプ(22311-KN4-680 \380)に交換します。 フリクションディスクは、22201-MR8-000は高い(\890)ので、22201-GBF-B40(\680)にしてみようかな。
他にオイルセパレーター・プレート(15661-GN5-910 \770)も付属していました。

spl_c100ex_10.jpg

ミッションギヤのコンディションも良いです。 これだけで\10kの価値があります。 今暫定エンジンに使っているのはCD90のミッションなので、二次側遠心化する際はこのミッションをHA06仕様にして使おうと思います。


レギュレート・レクチファイアが届きましたので、これからグリップヒーターを装着します。 外はTシャツで過ごせるくらい暖かいんですが...
続きはのちほど。