トヨタの赤字はわざと!?

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トヨタ「来期V字回復」のシナリオ 59年ぶり赤字決算の裏側にある狙い(MONEYzine) - Yahoo!ニュース

トヨタの赤字転落は連日新聞やテレビなどのメディアで報じられたが、一方で経済アナリストの間では、同社の赤字報道に疑問の声もあがっている。その中のひとつが「トヨタはわざと赤字を出しているのではないか」(大手証券アナリスト)という見方だ。
 
今のトヨタが抱えている問題は、金融危機による世界販売の急減がもたらした過剰在庫・過剰設備・過剰人員だ。在庫からどれぐらい損が出るかという見積もりは、最低ラインの決まりはあるものの、基本的には経営判断に委ねられる。つまり「ある程度意図的に損失を生み出す」ことも不可能ではない。09年6月末に開く予定の株主総会後の取締役会で創業家出身の豊田章男副社長が社長に昇格する予定だが、「豊田家のプリンス」にバトンを渡す前に膿を出し切るため、同社は設備の廃棄や余剰人員の削減、年金や有価証券の含み損など、経営判断で損失にできる部分を保守的に見積もることで、今期を赤字に転落させたとアナリストの間で囁かれているのだ。
 
「赤字や人件費の削減を行うのは世界金融危機で多くの企業が一斉に業績悪化を発表している今が目立たないし、タイミングとしてもいい」(国際経営コンサルタント)とのように、中途半端に業績を落としてこの先何年間も業績に影響を与えるよりは、「膿を出し切って、来期はV字回復を狙うのではないか」という予測もある。カルロス・ゴーン氏が日産に就任した時も、就任当初は多額の赤字を出して、その後V字回復をはたしたが、同じようなことが来期のトヨタの決算で起こる可能性もある。

そんな余裕はないですよ。 トヨタの赤字転落はある種構造的なもので、現在の経済状況(需要、為替)が続けば在庫が適正水準に戻ったとしても、赤字にはならないけど以前のように1兆円を越える利益は出ないでしょう。