新型ゴルフは環境車優遇減税適用されず

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

asahi.com(朝日新聞社):環境車優遇減税適用されず…VW日本法人社長が不満 - 愛車

4月から国内で始まった自動車関連税の軽減拡充の対象は、国土交通省が認定する「四つ星車」(05年排出ガス基準値より75%以上低減した自動車)で、かつ燃費が10年度基準を15%以上向上した車。日本自動車輸入組合によると、この基準を満たす外車は、08年の販売実績の0.1%以下に過ぎないという。
 
(中 略)
 
ただ、輸入車業界内にも「『高級車』のイメージが武器の海外メーカーは、走行性能などを重視し、日本の環境性能を意識した車両を投入してこなかった面もある」との声もある。経済産業省自動車課は「対象に日本車を入れて外車を入れないという気はない。基準をクリアすれば、当然対象になる」としている。

もともと経済性をもっとも重視する人を、輸入車はターゲットにしてこなかったからね。 昨今は「燃費=エコ」ということで風向きが変わってきているけど。

エコカーかどうかはモード燃費(カタログ燃費)で決まるので、日本のモード向けにチューニングしてこない輸入車は不利なんだけど、やる気になれば出来るんだから人のせいにしてないで頑張れば?

でも、よく考えてみるとこの記事は、ダウンサイジングされた過給器付きエンジンの弱点を表しているともいえますね。

新型ゴルフのTSIの排気量は1.4リッターです。 TSIコンフォートラインの10・15モード燃費は、「歴代ゴルフ最高」の16.8km/Lなんですが、1.4リッターエンジンとして捉えると、ハッキリ言ってあまり良い燃費ではありません。 たとえばフィットRSは、1.5リッター(NA)ですが19.6km/Lですからね。

いくら「パワーは2.2リッタークラス」と言っても、排気量で区分されてしまいますので、エコカーの判定では不利になるんです。
これなら、大きな排気量のエンジンをアトキンソンサイクルで動かした方が有利ですね。

日産はどうするんだろうなぁ。