自動車メーカー決算まとめ

自動車 日産、最終赤字2337億円 エコカー出遅れ響く(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

「未曽有の危機による混乱が終われば、日産は必ず復活する」。99年にカルロス・ゴーン氏がトップに就任して以来、初の営業赤字に転落した日産。経営責任を問われたゴーン氏は反論に躍起だった。しかし、積極的な新車投入で12年度まで毎年5%の売上高増加を目指した成長一辺倒の「中期経営計画」は完全に頓挫。財務内容も悪化する中、業績回復の明確な青写真は描けていない。
 
ゴーン社長は「長期の成長プランは持っている」と強弁する。しかし、日産・ルノー提携によるゴーン改革10年の節目の年にもかかわらず多額の赤字決算で信用力が低下した日産は、部品メーカーなどにも協力を頼み、コスト削減を徹底する守りの姿勢を強いられているのが実態だ。

確かにほぼ規模が同じホンダが黒字を確保しているのに対して、なんで日産は赤字なんだといわれても仕方ないですね。 ルノーと車台共通化や共同購買しているんだから、むしろホンダより業績が良くてもおかしくないのにね。

日産のゴーン社長「円高は気に入らない」 | Response.

日産自動車のカルロス・ゴーン社長は12日、09年3月期決算会見で、今期の為替レートを1ドル95円にした理由について「ホンダ、トヨタが95円にしたから、違ったものを前提にしたくなかった」と説明した。
 
その上で「今のような円高は気に入らない」と激しい口調で話した。というのも、ドルに対する円の水準は歴史的に110円ほどで、95円というのは異常だからだ。

ゴーン氏でも他社と横並びを気にするのが面白いですね。

三菱商事の小島社長、三菱自動車の黒字決算を評価 | Response.

三菱商事の小島順彦社長は12日、08年度の決算説明会で三菱自動車について触れ、「自動車業界が世界的に苦しい状況にある中、08年度営業黒字になったことはよくやったと思っている」と述べた。
 
三菱自動車は今期(09年度)も営業利益300億円、経常利益150億円、純利益50億円と黒字決算を見込んでおり、それについても一定の評価を示した。ただ、三菱商事はその数字を鵜呑みにしていないようで、「どこまで実績としてあげられるのか、われわれでも調べている」(小島社長)という。

三菱自の場合、ここ数年の業績不振で「実力以上に売れ過ぎていた台数」が無かったんだろうね。 だから金融危機で台数が減ったとしても、利益への影響が少なかったんではないかと。