トヨタがNUMMIでGMに学んだこと

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トヨタ「NUMMI」清算 リストラ費用、業績下振れ要因(フジサンケイ ビジネスアイ) - Yahoo!ニュース

「GMには恩義がある」(同)とするその一つが、トヨタ生産方式のマニュアル化だ。
 
98年から99年にかけて、トヨタはウェストバージニアとインディアナ州に相次いで工場を建設し現地生産を拡大したが、生産性向上に向けた従業員の人材育成、技術指導をどうするかが課題だった。日本から送り込む現場指導者の任期は3~5年。だが、任期を終えて指導者が交代すると軋轢(あつれき)が生じ、熟練従業員が辞めるケースもあったという。
 
そんなとき、トヨタのある役員がNUMMIに隣接したGMの研究施設を訪れ、絶句したという。トヨタ生産方式をマニュアル化したファイルが室内の本棚にずらりと納められていたからだ。トヨタでは経営哲学や価値観、実務遂行上の手法などは明文化せず“伝承”していたが、このGMの手法を取り入れ、2001年には生産システムの基本的な考えをまとめた「トヨタウエイ」を明文化した。トヨタ関係者は「文化や慣習の異なる海外工場では、マニュアルがないとだめだとよく分かった」と振り返る。

標準化やマニュアル化をやらせたら、アメリカ人の右に出るものはないでしょう。 それだけは本当に大したものだと思います。