プリウスに「バックギヤ」はない

危ういハイブリッド車、電気自動車偏重:ECO JAPAN -成長と共生の未来へ-

THSはオールマイティではないんです。プリウスはエンジンをかけずに走る「EVモード」が搭載されている点がインサイトよりも優れていると評価されていますが、バックではエンジンの動力が使えず、EVモードだけで走らなければなりません。EVモードではパワー不足で高い段差を上れないので、一旦前進して勢いをつけてバックしなければなりません。そんなことを知らずにプリウスを買ったユーザーは多いのでは。

知らんかった。 ギヤが例の遊星歯車機構しかないから?
でもカッコイイじゃん! 「オレのクルマには、バックギヤはねーんだよっ!」って男らしくてステキ。

ところで清水和夫氏は、盛んに「苦悩するホンダ」を主張しています。

好調インサイトの裏で苦悩するホンダ - L-Cruise - 日経トレンディネット

最近、ホンダはこのシナリオを訂正している。自前で開発した2.2Lのディーゼルエンジンを「アコード」や「CR-V」に載せて日米で発売しようとしていたが、2008年秋にディーゼルの開発も中止したのである。理由はアメリカのホンダが、ディーゼルよりもハイブリッドを欲しがったからであった。
 
オバマ大統領が掲げた「グリーン・ニューディール政策」は、ハイブリッドの購買意欲を掻き立てるに十分だろう。しかし、大きなクルマにはインサイトのシステムを応用できない。ホンダはここへきてハイブリッド戦略を再び見直すことになりそうだ。インサイトの販売好調の陰で、ホンダのエンジニアたちは次の一手を探っている。技術戦略と商品戦略がズレ始めたホンダ社内の危機は、外見からは想像もできないほどの苦悩だろう。

朝令暮改が企業文化で、チャレンジしての失敗は許容されるそうなので、問題ないのでは?
セダン重視から一気に「ピープルズ・ムーバー」路線に舵を切った90年代中頃と同様に、今頃フルラインHVのラインアップを猛烈に開発してますよ。