NHKスペシャル 「日本海軍 400時間の証言」

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余録:それは戦争は『やめられる』ものであったのかという発見であった… - 毎日jp(毎日新聞)

ではその戦争の開戦をめぐり「あれは世界の大勢。満州事変で大きな石が地をころがり落ちたんだと思っている」という宿命論は誰のものだろうか。9日のNHKスペシャル「日本海軍 400時間の証言」で紹介された海軍の開戦意思形成にかかわったある元軍人の発言である
 
この元軍人は別のインタビューで予算獲得のため米国との対決を国策としながら、本心は日米戦争を避けたかった当時の海軍の心理を説明していた。「国の将来を考えるより、それぞれ局部局部でやって、あとは上が決めると思っていた」

この番組は見たんですが、とてもよかったです。 さすがNHKという番組。

組織というのは本来「仕事ありき」なんですが、自身の存続の為の「組織防衛」に走るとこういうことになるという典型です。 番組の最後でも言ってましたが、縦割りのセクショナリズムや無責任体質、事なかれ主義というのは、今の日本もまったく同じ病巣を抱えています。

もうすぐ選挙ですが、「どうせ変わらない」じゃなくて、ちゃんと声をあげるべきだと思います。 元海軍の老人たちのように、後悔しないためにも。