スズキ、他メーカー販社の取り込みで、業販主体からの脱却急ぐ

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〈ニュースの低流〉スズキの販路拡大、急加速   編集委員 小口博志|GAZOO.com

スズキによる販路拡大の動きが急加速している。従来からの系列販売会社による直接販売や業販店網の拡充によるスズキ車販売強化の動きに加え、最近ではスズキ以外の系列販社がグループ企業などを通じてスズキ車販売に乗り出すケースが相次いできた。徳島県では徳島トヨタの経営者が新会社を設立、山口県では下関三菱が別会社を設立して、両社ともに9月に「アリーナ店」を開業する。(中略)
 
スズキのある幹部は「5年ほど前から、他系列の販社に対するアプローチを始めていた」と明かす。ここ最近になって徳島や山口のように、そうした活動でまいた種が成果として実ることになったのだが、それが今回の2社だけにとどまるとは思えない。
 
すでに、三菱自動車系販社では10社近くがスズキ車販売を手がけている。メーカーに対する忠誠心やプライオリティーが高いとされるトヨタ系販社でも例外ではなく、第二、第三の徳島トヨタが誕生する可能性も否定はできない。(中略)
 
スズキ自動車販売店協会の加藤勝廣会長(岐阜スズキ会長)は「スズキ車は業販比率が高いが、業販店でも2世、3世が育たないところも出てきている。だからこそ、直販に力を入れていかねばならない」とした上で、「業販と直販、その両方で仲間は増えた方がいい」と語る。

スズキの強さは、業販店の強さなんですよね。 鈴木修社長への忠誠心がものすごく強いし。
ただ、鈴木修社長だっていつまで健在かわからないし、業販店オーナーも高齢化しているので、ディーラーの体質改革が急務なんでしょう。
それにしても、トヨタ店にまで声をかけるなんて、大胆だなぁ。