キヤノンのカメラには愛着がわかない?

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2009年冬:メーカーインタビュー--キヤノン編 - デジカメWatch

しかし、このインタビューシリーズの中でも以前に指摘されましたが、キヤノンの製品は普通でつまらない。趣味性に欠けると指摘されました。これは本当に心に響きました。自覚症状もあったからです。では、そうしたキヤノンのカメラに対するイメージを克服するために何ができるのか。今回は考え方を改め、カメラの販売店各社から人を集め、何がニコンに対して劣っているのか、どんな部分が負けているのか?と大調査をかけたのです。
 
――それが以前、打土井さんが話していた"感性に訴える性能を研究するプロジェクト”でしょうか?
 
そうです。たとえば、ニコンユーザーはニコンのカメラに愛着を持っているのに、キヤノンユーザーはあまり愛着を持っていないのでは? という指摘も受けました。両社のカメラはいずれも製品に対する満足度は高いのですが、愛着というバロメーターで測ると大きく違う。ニコンにはマニアがいるのに、キヤノンにはユーザーしかいない。そんな話がたくさん出てきました。操作性やデザインについても、ニコンとの違いが何かを研究しましたが、もっと突っ込んで全く異なる視点から、フィリングや愛着感に関しても、何がキヤノンに欠けているかを探したのです。

キャノンとニコンの関係って、ウイスキーにおけるサントリーとニッカの関係に近いと思っています。

個人的には角瓶をはじめ、サントリーのウイスキーに慣れ親しんでいますが、たまにスーパーニッカとか飲むと「うめぇな」と思います。 ジョニ黒とかに通じる感じで。 ニコンのP5100も使ってみて良さがわかる感じでしたね。