プリウスPHVの実燃費はいくら?

トヨタ・プリウス プラグインハイブリッド(FF/CVT)【短評】

エコドライブモニターは、EVの走行比率を表示することも可能だ。目的地でチェックすると、EV12%、HV88%だった。そこは他社の試乗会場だったので「電気ください」とはいえず、帰路はHVのプリウスとして走り通す。214.4km走行後の車両返却時に測定した燃費は、22.4km/リッターだった。
 
歴代プリウスは、エンジンとモーターを状況に応じてきめ細かく使い分けることで、世界最高レベルの燃費性能と環境性能をマークしてきた。しかしPHVにおけるEVモードとHVモードの切り替えに、そこまで高度な制御は入っていないようだ。バッテリーが底をつくまでモーターで走り、その後はエンジンを併用するというパターンに終始する。
EVモードで100km/h出ることがプリウスPHVの自慢のひとつだ。しかし超低回転で最大トルクを出すモーターは、高速加速ほどエネルギー消費が大きくなる傾向にある。EV走行はせいぜい60km/h以下にとどめ、バッテリーは街乗り用に温存したほうが、PHVのうまみを引き出せるんじゃないだろうか。
 
現状のシステムでは、100km以上のドライブが多い自分のような人間にはメリットが生かしにくく、20km以下の短距離をひんぱんに走行するユーザーが PHVの恩恵を受けやすい。駐車場事情に恵まれない反面、公共交通機関が整備されている大都市よりも、地方に向くエコカーといえる。

走行状況によるので一概には言えませんが、22.4km/Lじゃ「素のプリウス」と変わらないですね。 最初の20km過ぎると単なる「重たいプリウス」になるので、むしろ燃費が悪化していないことを賞賛すべきなのかもしれませんが。

プラグインで充電した分は使い切らないと、重いバッテリーを積んでいる意味がなくなります。 それでこういう制御になっているのだと思いますが、高速に乗った時点でその日に20km以上走るのはほぼ確実なので、電力効率を考えるとプラグインで充電した分は街乗り用に温存した方がいいように思います。

毎日200km走る人はいないとはいえ、50kmくらいはEV走行ができないと、恩恵を受けるユーザーは限られそうです。 でもEV走行距離20kmで140kg重くなっているということは、50km走れるようにしたら純粋なEVと変わらなくなってしまいますね。
それならむしろ、レンジエクステンダーEVの方がいいかもしれません。