国内二輪車市場、“ゲンニ”に期待

国内二輪車市場、“ゲンニ”(原付2種)期待|GAZOO.com

ホンダにとっても、PCXは戦略車種だ。生産国のタイでは新たな需要を掘り起こす高級機種として発売した。日本を含むアジアのほか、欧州でも販売する。開発を統括した本田技術研究所の今田典博主任研究員は「各国の要求を満たすパッケージングに苦労した」と振り返る。
 
速度域の高い欧州でも通用するよう、この種のスクーターとしては大きな14インチホイールを採用した半面、アジアで求められる小回りの良さに応えるため、ホイールベース(前後の車軸間)は短めに。ホイールベースを縮めると薄まりがちな前輪の接地感を、設計を工夫して確保した。
 
コスト高で他社が二の足を踏む先進機構を標準でつけたのも特徴だ。アイドリングストップは停止から3秒後にエンジンが自動で停止し、アクセルをひねるだけで素早くエンジンが再始動、そのまま発進する。セルモーターと交流発電機を一体化し、始動時の騒音を減らすなどの工夫も凝らした。「ゆくゆくはアイドリングストップを全車に広げていきたい」と、日本向けの開発を担当した山口隆志・主任研究員は言う。後輪ブレーキレバーを握るだけで前輪にも制動力が伝わる連動ブレーキも標準だ。

先日、会社の駐輪場にPCXが停まっていました。

もっとボリュームがあるのかと思っていたのですが、それほどでもないですね。 隣に止まっていたスーパーカブ110(全長1830mm)やリードEX(全長1835mm)よりは大きいですが、あれなら取回しに苦労することはなさそうです。 全幅もスリムですし。
一度、試乗してみたいですね。