新入社員の扱い方 「理論派」編

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ビジネスマンの悩み相談室:「数字」や「データ」がすべてだと思う部下に悩む上司 - ITmedia エグゼクティブ

食品メーカーのS部長は4月から新しく配属されてきたM君にW店の売り上げが伸びない原因を究明し、打開策を考えて提案してほしいと依頼した。(中略)
 
M君の答えを聞いたS部長は、頭の中に浮かんだ1つの疑問を口にした。
 
「それで、W店には足を運んだのかな?」
 
M君はなぜ、そんなことを聞くのか、という表情で、こう答えた。
 
「いえ。W店は遠いですし、原因は数字を見れば分かると思ったので、行きませんでした」
 
S部長は言った。
 
「現場に行って、人と会い、話をしてくることも大事だと思うよ」
 
「なぜですか? 人と会って、売り上げが伸びるでしょうか?」
 
S部長は、頭を抱えた。

この新入社員が「理論派」なの? 単なる横着者だと思うんだけど。

新入社員に売上低迷の打開策が出せるなら苦労はしないと思うので、S部長もOJTの一環として演習問題を与えたのだと思うけど。
ガチで業務として与えたのなら、それはS部長が悪いでしょう。

ステロタイプに何でも分類すればいいという訳じゃないと思いますが、

自己主張レベル・感情表現レベルから次の4つに分類できる。
 
* 理論派――完璧に仕事をしたい
* 現実派――仕事を完成させたい
* 友好派――周りとうまくやっていきたい
* 社交派――注目してほしい
 
分析力があるが、データを重視する人は、この4つのタイプの中で「理論派」に属する。「理論派」の人は、計画性や体系化に優れ、正確さや調和を重んじるという長所を持つ。一方で、完璧を求め過ぎるために批判的で非協調的になったり、無秩序や間違いに苛立ちを覚えたりしやすい(人が間違いを犯した場合、厳しく批判することがある)という短所がある。

この選択肢の中なら、自分は「理論派」8割に「現実派」2割ですね。 だって妥協してでも、最終的には完成させないと、何も意味が無いことになっちゃいますからね。

なお、最後に1点強調しておきたい。理論派の人は、プロセスを重視し、結果や成果よりも完成度や品質を重んじるという傾向が強い。
 
「とても良いものなのだから相手は必ずわかってくれる。わかってくれないのは相手に問題がある」
 
このように考えてしまうこともある。ただ、実際のビジネスの現場では、クライアントが満足してくれる、消費者が買ってくれる――結果が出なければ、いくら良いものでも意味がない。上司は結果を出しやすいプロセスを示すとともに、結果にこだわってほしいということをはっきりと伝えることが大切である。また、現場に足を運ぶ大切さもしっかり認識させる。そして、もし成果が出たのならば、簡潔に明確に評価する。
 
「先日のクライアントへの提案は現場を見たうえで数値的な根拠を示し、クライアントもイメージがしやすかったので、受注につながった。ありがとう」
 
ビジネスで「数字」や「データ」などの事実を重視することはとても大切である。その姿勢が身についている理論派の人は、伸びる可能性を大いに秘めている。適切に仕事を任せ、結果の重要性を認識させることで、部下が成長するよう導いてほしいと願っている。

いくら頑張った、努力したと言ったところで、「数字」が出なければ無意味です。 成果にフォーカスする意識は、早いうちから身に付けておいた方がいいですよ。