インドを制するものが新興国を制す

トヨタとホンダ、インドで逆襲:日経ビジネスオンライン

なぜグローバルな小型戦略車を展開する際に、インドを重視するメーカーが多いのか。稼ぎ頭だった米国や欧州が低迷する中、新興国に期待するのは当然だが、ほかにも理由がある。
 
まず低価格の小型戦略車の実力を見極めるのに最適な市場であることだ。インドでは自動車販売に占める小型車の比率が高い。もう1つの新興自動車大国の中国では、中大型車が多いのとは対照的に、100万円以下の小型車が大半を占める。インド市場は年間250万台にすぎないが、年率10%以上で成長しており、規模の拡大も期待できる。
 
もう1つは部品の現地調達率を高めやすいことだ。インドは宇宙ロケットを開発する技術力を持ち、部品産業の裾野は広い。精密部品や鋼板、生産用の機械類を含めて、現地で入手できる。ほかの地域と比べても、低コストで自動車を生産しやすい。
 
だからこそ、世界に輸出する拠点としてもインドは有望だ。既に韓国の現代自動車は、インドからの自動車輸出に力を入れている。日産も、欧州で販売するマーチの生産を英国からインドに切り替えたほどだ。

中国は世界最大の市場になりましたが、ちょっと特殊で他の国に普遍化できないですからね。

しかしマーチは40万ルピーですか。 仕様は落としているのでしょうが、それでも安いですね。 ホンダはもっと頑張らないと勝負になりません。