プロ野球選手会、セ開幕延期をあらためて要望

プロ野球:セ開幕延期をあらためて要望…選手会が見解 - 毎日jp(毎日新聞)

労組日本プロ野球選手会の新井貴浩会長(阪神)は18日、大阪市内で会見を開き、セ・リーグの開幕について「あらためて開幕延期を要望する」などとした選手会の見解を発表した。

選手会もさ、「開幕を一ヶ月先延ばしにして、その間の僕達の給料を義援金にあててください」とか言ったらどうなんだろうね。
そこまで言われたら、セ・リーグだって延期せざるをえないでしょ?

結局、カタチだけ延期となった模様です。

セ29日に開幕延期、4・3までデーゲーム - プロ野球ニュース : nikkansports.com

セ・リーグは19日、東京都内で臨時理事会を開き、東日本大震災の影響を考慮して、25日の公式戦開幕を29日に延期することを決めた。東京電力と東北電力管内の試合は4月3日までデーゲームで行い、その後も「減灯ナイター」として節電に努める。
 
レギュラーシーズンの延長戦を実施せず、夏場も可能な限りデーゲームとする。観客および球場の安全確保のために震災対策会議を設置する。

この問題について喧々諤々と議論されているのは、とりもなおさず間違いない「正解」がないからです。

「勇気」ではなく「義援金」を!球界が果たすべき、本当の復興支援。 - Number Web : ナンバー

「復興が見えた時に野球で勇気づけることはいいと思うが、いま、野球で勇気づけられるというのは、思い上がりだと思う」
 
ヤクルトの宮本慎也内野手はこんなことを言っている。
 
いまは野球を見せることで、被災地の人々を勇気づけるなどというレベルの問題ではない。宮本の言うことは、まさにその通りのことだった。
 
それでは球界を含めて、我々、被災を免れた人間は何ができるのだろうか?
 
それはまず、普通に自分の仕事を粛々とやること、働くことしかない。
 
プロ野球選手はやはり野球をする以外にはないのだ。
 
そうすることで経済を動かし、支援する物資と資金を作り出していく。祈りや勇気という言葉ではなく、今はお金と物をどれだけ被災地に送れるか。それが被災を免れた私たちが、まずできることであると思う。
 
「経済活動を停止したら日本社会は沈没するだけ。何でもかんでも自粛すればいいというものじゃない」
 
これは3・25開幕を主張した巨人・清武英利球団代表の発言だ。

開幕に向けて仕上げてきた選手のコンディションを維持するには実戦が必要です。 一ヶ月先延ばしにして、延々とオープン戦をやるくらいなら、開幕してしまった方がいいという考え方も、あながち「間違っている」とは言えません。

「電力不足で東電管内での開催が難しい」という技術的な問題なら、被害が軽微な地方球場を一時的にフランチャイズすればいいのです。

被災地である東北電力は、計画停電の実施回数でもわかるように、東京電力に比べれば余裕があります。 横浜ベイスターズは、身売り問題で浮上した新潟へ一時的に行ってみるのもいいかもしれません。
岡山県にはマスカットスタジアムという大変立派な球場があります。 他にも四国や宮崎など、施設が揃っているところはあるでしょう。
都会と比べて集客は難しいかもしれませんが、チャリティーと銘打っての開催なら、多くの方が足を運んでくれるのではないでしょうか。

パ・リーグの球団も、「一時的にウチの球場においでよ」と積極的に働きかけるべきでした。 巨人は札幌と日本ハムに縁が深いので、札幌ドームに疎開すればいいのです。

あまり感情論に走ることなく、「ベターな方法」を見つけてほしいですね。