ナンバーワンになるより、オンリーワンになる方が大変

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「どや顔」で目指せナンバーワンへの道:日経ビジネスオンライン

1秒間に数千兆回という演算処理(「京」の処理速度は、「8.16ペタFLOPS」だ)の回数を追求するスーパーコンピューターの分野で、競争参加者の死命を決するのは「速さ」だけだ。陸上競技の100メートル走において、意味を持っているのが、「タイム」のみであるのと同じことだ。オンリーワンの走り方や個性的なユニフォームは、いかなる文脈においても、決して評価されない。ごく稀に女性アスリートのネイルの奇抜さが話題になるケースがないわけではないが、その際も、記事が配信されるのは、ネイルの本体であるアスリートが、世界記録を更新した場合に限られている。要は、数字だ。(中略)
 
蓮舫大臣のコメントは、たしかに失言といえば失言だが、上記の数十行で私が展開してみせたみたいに詳細な形で突っ込まなければならないほどの失策ではない。
言葉が足りなかったというだけだ。
 
というよりも、大臣は、「ナンバーワン」という言葉に対して、なんとなく「オンリーワン」という言葉をぶつけてみただけで、深い考えはなかったのだと思う。売り言葉に買い言葉。脊髄反射だ。(中略)
 
彼女が「オンリーワン」という言葉を使った背景には、「ナンバーワン」に対して「オンリーワン」と言ってみたくなる回路が、多くの日本人の間で共有されているということがあるはずなのだ。

蓮舫が子どもに対して普段どんなことを言ってるか、想像がつきそうな発言でした。

DNAが人によって違うように、総体としてそれぞれの人間がオンリーワンであるのは確かですが、「他人と違う、自分だけの個性」を追求しようとすると、一部の人を除けば途方にくれてしまうでしょう。

それにしても、負け惜しみ発言を期待されてると知りつつ、言ってしまうなんてどんだけ負けず嫌いなんだ?