トヨタとホンダの失速は「保守的な戦略、誤った市場判断」

トヨタとホンダ、中国市場でシェアを拡大するためには=中国 (サーチナ) - Yahoo!ニュース

中国市場シェアが2009年以降縮小していたトヨタとホンダだが今後は右肩上がりになっていくのか?「リコール問題」と震災被害は、中国におけるシェア縮小の主な要因ではない。保守的な戦略、誤った市場判断がこの3年間、両社が伸び悩んでいる主な要因だ。
 
6月初め、ホンダ中国が発表した5月の販売台数は前年同月比31.6%減の2万7204台(昨年5月は3万9948台)、1―5月の販売台数は8.9%減少した。中国市場で業績が悪化している数少ない外資系の主力ブランドだ。
 
2010年に中国で販売された1806万台のうち、ホンダのシェアは3.7%以下だったが、同年の世界シェアは5%を上回る。米国市場では、ホンダのシェアは10.7%と過去最高だった。
 
ホンダの中国パートナーは「彼らは中国の自動車市場の変化に応じて調整はしない。いくら中国の自動車市場がすでに世界一でも、日本側は変化を嫌がる」と日本企業の欠点を指摘する。中国市場において、ホンダのシェアは03年の8%から今では4%以下に落ち込んでいる。兵後篤芳氏の後を引き継いで総経理に就任した倉石誠司氏は「製品と市場戦略を変える必要がある」と表明した。

まったくその通りだと思います。 日産や現代自のアグレッシブな戦略を横目で見ながら、過去の成功体験から無視し続けた結果が、今の低迷を生んでいるのでしょう。
この2年間の遅れを取り戻すのは、容易なことではないと思います。