やるじゃん、名古屋市 陸前高田市を「丸ごと支援」

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記者の目:名古屋の陸前高田「丸ごと支援」=三木幸治 - 毎日jp(毎日新聞)

震災後、被災自治体が陥った苦境について、国の把握は遅れた。全国市長会を通じた職員派遣依頼は昨年3月30日。「派遣期間も場所も問わないから出せる職員を出して」と、自治体任せだった。

対照的だったのが、3月16日から自発的に支援先を探し始めた名古屋市だ。そして職員に被災地を視察させ、派遣先に決めたのが、地の利が悪く、どこの自治体も応援に入っていない陸前高田市だった。同市は職員295人のうち68人が死亡・行方不明。行政機能は崩壊寸前だった。名古屋市は多分野にわたって支援するため、職員を長期間派遣することを決めた。国には事後承諾を取ったという。(中略)
 
顔が見える関係を築くことで、副産物もあった。
 
名古屋市職員が被災地で聞いた話をきっかけに始まったのが、修学旅行に行けなくなった陸前高田の中学生を名古屋に招待する事業だった。費用は名古屋市民や企業から寄付を募り、2カ月半で約2000万円が集まった。中学生らに就労体験をさせようと水族館やホテル、病院などが協力した。12年度には名古屋の中学生を陸前高田に派遣する予定だ。陸前高田で津波被害に耐えた「奇跡の一本松」の苗木を名古屋で育て、名古屋の桜を陸前高田の学校に贈る計画も進む。両市の絆は市民レベルで強まっている。

あの日から、もう一年ですか。 早いものですね。

河村たけしもたまにはいいことやるな。
こういう取り組みは名古屋市だけではないのでしょうが、国と地方自治体という上下関係だけでなく、自治体同士の支援というのは大切ですね。 国があんまり当てにならないだけに。