電力を自由化するなら、都市ガス事業も自由化を

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「ガス事業の自由化は妥当」-石連会長、国の融合化方針歓迎:日刊工業新聞

石油連盟の木村康会長(JX日鉱日石エネルギー会長)は19日会見し、都市ガス事業の自由化をあらためて訴えた。経済産業省が示した電力システム改革の基本方針の中で、都市ガスや石油製品を含むエネルギー産業の融合化が掲げられたことについて、「一定の方向できちんと議論されている。評価できる」と歓迎。今後も必要に応じて政府に提言を続けていくと述べた。
 
この件ではすでに日本ガス協会の鳥原光憲会長(東京ガス会長)が「電力とは異なり、都市ガス業界はすでにほかのエネルギーとの厳しい競争下にある」と述べ、自由化に反対の姿勢を示している。
 
石連ではエネルギー間の公平な競争のためとして、かねて電力システム改革と同時にガスの規制改革を要求。木村石連会長が会長を務めるJXエネでは液化天然ガス事業を手がけ、ガス供給事業へのさらなる参画を見込んでいる。

都市ガス事業者間での料金格差を実感すると、馴れ合いではなく都市ガス事業者同士が競争するような環境を作っていくべきだと思います。

一方で、ガスと石油が手を握って、電力に競争を挑むという構図もあります。

東京ガス・JX、川崎の火力倍増…東電と競争へ (読売新聞) - Yahoo!ニュース

東京ガスと石油元売り最大手のJX日鉱日石エネルギーは、川崎市で共同運営している火力発電所の能力を増強する方向で検討に入った。
 
現在の発電能力は原子力発電所1基分に相当する約85万キロ・ワットだが、これを2020年頃に2倍以上に増やす。増やした分はほとんどを新電力に販売するため、新電力の供給能力が高まり、利用者が電気を購入する際の選択肢も増える。
 
昨年3月の東日本大震災以降で、既存の電力会社以外の発電事業者による能力増強としては、最大規模になる。東京電力が、原発の再稼働にメドを立てられず、供給力を増やせないため、東ガスとJXは発電能力を増強しても需要は十分にあると判断した。

競争と協調で頑張ってもらいたいですね。