エアコンの省エネUPはもう限界

エアコンの省エネ性能は限界、今後は“ソフト省エネ”がポイント - 家電Watch

エアコンの省エネ性能については、圧縮機やインバーター、送風機や熱交換器といった要素デバイスの高性能化によって進化しているという。具体的には、三菱電機の2012年モデルのエアコン「霧ヶ峰 ZWシリーズ」は、2000年モデルのエアコンと比べて、約15%も暖房・冷房期間の消費電力量を抑えているという。
 
しかし、隅田氏によると、「それぞれのデバイスの効率は90%以上に達しており、(省エネ性能は)ある程度限界に来ている」という。(中略)
 
隅田氏は最後に「年間を通じての使用環境はユーザーによって異なる。ソフト省エネで、利用環境に応じた省エネ制御はますます大事になる。また、エアコン単体ではなく、家庭内の空調機器を含めたシステム全体での最適利用の技術開発も重要」と、今後のエアコンの省エネ技術の進化を予測。また、次世代冷媒が導入された場合には「冷媒の特性に応じた最適化が必要になる」と、現行の技術を見直す必要があることも明らかにした。

立秋を過ぎて、一時の猛暑も一段落?という感じですが、熱帯夜になると寝室のエアコン(シャープ AY-P22JSB)が冷えなくなってきたので、今度の土曜日に更新工事を行います。

寝室は8畳(木造)ですが、夜間の冷房(除湿)しか使わないので、能力的には2.2kWで十分です。

機種選定にあたっては

1.自動クリーニング機能付き
2.省エネ評価が★★★以上
3.値段がこなれている

の3点を重視しました。
結果的に選んだのは、パナソニックのCS-EX222C-Wでした。

どちらも中級機であるAY-P22JSBとCS-EX222C-Wの冷房時消費電力を比較すると、だいたい14%ダウンになります。
エアコンは年式だけでなく低価格機と高級機でも効率に開きがあります(昔のモデルほど差が激しい)が、三菱電機の説明には納得します。

ところで、

現在のエアコンの冷媒には、HFC(ハイドロフルオロカーボン)というものが使用されているという。(中略)
 
自然冷媒であるCO2冷媒は、現在エコキュートで実際に使用されている。CO2冷媒がエアコンで利用されていない理由について、三菱電機 住環境研究開発センター 空調冷熱技術開発部 隅田嘉裕氏は「(CO2冷媒は)高温が得られる機器に向いている。空調用の用途だと、効率が落ちる」と説明した。

なるほど。 勉強になりました。