三菱自を祟る「優先株」問題

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“再建途上”三菱自動車の足を引っ張る三菱グループの思惑 (Business Journal) - Yahoo!ニュース

現在、三菱グループ各社に残っている優先株は8万800株で、14年6月の強制転換期限までまだ1年半以上あるが、11月10日、12月10日の転換状況次第では、普通株転換が完了するスケジュールが早まるかもしれない。今後も、毎月10日の権利行使日の動向は要注意だろう。(中略)
 
優先株を引き取った三菱自動車はそれを消却で処分しているが、普通株の発行済株式数は増える一方で、9月だけで約1.6億株あまり増えて約57億株に達した。そうやって発行済株式数がふくれると、株式の需給バランスが供給過多になり、いわゆる「希薄化」による株価下落を招きかねず、三菱自動車の再建を妨げる恐れがある。(中略)
 
そんな状況でこの先、三菱グループが優先株をどんどん普通株に転換していったら、希薄化がさらに進んで株価が下落し、不利益をこうむる株主を失望させ、「株主に優しくない会社」と言われ、市場の評判は悪くなる。さらに経営のさまざまな部分に悪影響を及ぼす。だが、三菱自動車はそれをただ指をくわえて見ているしかない。
 
だからこそ、4期連続で累積損失を計上していてまだ再建途上にもかかわらず、三菱グループ各社が、期限まであと1年半以上の猶予がある優先株を普通株に転換する権利を行使するのは、時期尚早な感じがする。

あほかと。 優先株の存在が他社との資本提携を妨げている訳でしょ?
期限ギリギリまで引き伸ばしたとして、三菱自の業績が上向くとでもいうのかね?
どのみちここまで希釈してれば、同じようなもんじゃん?

提携せず単独で生きのびる確率は低いけれど、もらってくれるならどこでもいいという訳ではないでしょう。

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F:ブランドイメージもさることながら、やはり彼らは自分たちにはない、優れた技術が欲しいわけですよね。
 
赤:この部分、客観的なお話をすると、欧米系の自動車会社が中国の会社に売却される際、一番気にするのが知的財産権の部分なんです。フォードと吉利ホールディングスとの間でも、それはもう信じられないほど細かいところまで契約を詰めてあります。ボルボが傘下に入ったからといって、勝手に技術を持っていけないような取り決めになっているんです。

三菱自が中国企業と資本提携するにせよ、こういう取り決めは必要でしょうね。