マツダ、メキシコ生産の次期「デミオ」ベースの小型車を北米トヨタに供給へ

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マツダのメキシコ工場でトヨタ車生産、「デミオ」ベースの小型車 (ロイター) - Yahoo!ニュース BUSINESS(ヤフーニュースビジネス)

トヨタ自動車<7203.T>とマツダ<7261.T>は9日、マツダのメキシコ工場でトヨタの北米向け自動車を生産することで合意したと発表した。マツダの小型車「デミオ」をベースにしたトヨタブランドの車両を、2015年夏ごろから年間5万台ほど生産する。
 
トヨタは北米での商品ラインナップ拡充を、マツダはメキシコ新工場の生産台数増加による生産効率の向上や収益への貢献を、それぞれ目指す。
 
トヨタは能力増強分の設備投資や開発費用のうち、関連する部分を負担する。マツダのメキシコ工場は13年度に稼働予定で、生産能力は年間約14万台。

メキシコからブラジルへの輸出の道が事実上絶たれてしまい、苦しかったマツダをトヨタが救済したということなんでしょうね。 トヨタがどうしても(次期)デミオを欲しがったとは思えませんもの。
そこまでマツダは苦しかったのかと、ちょっと驚きました。

マツダ、トヨタ車生産で稼働率上げ メキシコ工場  :日本経済新聞

マツダがメキシコ工場の建設を決めたのは11年。当時はメキシコのほか、世界4位の市場であるブラジルを中心に中南米への供給拠点とする計画だった。しかし、今年に入ってメキシコからブラジルに無関税で輸入する乗用車の金額や数量を制限することで両国政府が合意したため、ブラジルへの輸出を断念。稼働率をいかに確保するかが課題だった。
 
メキシコ工場は14年1~3月期に稼働する予定で、当初の生産能力は14万台。トヨタ向けの生産開始に合わせて生産能力を増強して自社分とは別に5万台の能力を確保。生産能力は20万台規模まで拡大する。トヨタ向けに生産する車は主力の小型車「デミオ」ベースのため、共通の部品の調達費を削減できるなど利益率の向上も見込める。

マツダのメキシコ工場は、住友商事との合弁なんですね。 販売網で商社の力を借りることはよくありますが、工場を建てるのに商社と合弁するというのは珍しいのではないでしょうか?
今回の話は、三井住友銀行あたりからの斡旋があったのでしょうか?

トヨタグループ - Wikipedia

ちなみに、住友グループの大阪銀行の融資拒否の件(住友銀行の記事参照)以来、トヨタは住友グループとも関わりを断っていた(住友金属・住友電工を除く)。事実、プリンス自動車工業(現日産自動車)が経営危機に陥った際、トヨタは住友銀行から持ち掛けられた合併提案を拒んでいる。また、SMBC発足の際には、トヨタに対しかなりの根回しがなされた。商法の手続き上、住友銀行が存続会社となるためである。

スバルに続いて、マツダもトヨタのコレクションの一つになってしまうのかな。
そのうちマツダの軽は、ダイハツからのOEMに切り替えられたりして。


今日はこんな記事もありました。

マツダを救った“フォードの遺産”:日経ビジネスオンライン

だが、マツダも中国での需要減とは無関係ではいられない。世界販売台数に占める中国の比率は、昨年度で2割弱に達する。実際、営業利益段階では中国の需要減が100億円程度の減益要因となりそう。それでも純利益は従来計画を据え置きと、“傷”が比較的小さく済みそうなのは、リーマンショックをきっかけに資本提携を実質解消したかつての盟友、米フォード・モーターに負うところが大きいのだ。(中略)
 
長年にわたったフォードとの蜜月関係の「遺産」である長安フォードマツダ。ここに、ほかの日系自動車メーカーとの大きな違いがある。(中略)
 
反日感情の高まりを受け、マツダ車の中国生産は大幅減産を余儀なくされているもようだが、減産などに伴って合弁会社の損益が悪化しても、マツダはその15%に相当する額を営業外損益に計上するだけで済むのだ。

怪我の功名ではありますが、損失が少ない代わりに利益も少なかったわけで、よかったのか悪かったのかはよくわかりませんね。