中国人部下とのつき合い方

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中国人とのコミュニケーションを 円滑にする「半分オウム返しの術」|中国人のやる気はこうして引き出せ|ダイヤモンド・オンライン

中国人との仕事のコミュニケーションは難しい、という声が聞こえてくることがあります。すぐに言い訳をする。誰かのせいにする。伝わっているんだか、いないんだか、よくわからない顔をする。本当に大丈夫なのか、と。
 
まず大事なことは、説得をし、納得し、理解させること。それが行動を変えていくのです。逆に言えば、行動に違和感があるのだとすれば、理解ができていない、と思ったほうがいい。

西原理恵子の著書で、最も交渉相手としてタフなのは中国人とインド人と書いてありました。
それは部下になったときも同じなんでしょう。

人口が多いと自己主張が強くないと生きていけないんでしょうけどね。

部下としての自己主張の強さに驚く方も多いようです。これはやりたい、これはやりたくない……。しかし、それを真正面から否定したところで、前には進みません。
 
中国人にはプライドやメンツがあるからです。一度、口に出してしまったことは、そう簡単には引っ込めないところもある。言葉でやり込められてしまうことも好まない。思っていることを否定されるのは、嫌なのです。

中国には「上意下達」という四文字熟語はないんですかね?

私は海がいいと思っている。相手は山がいいと言う。そのときに、山のことも認めるのです。山はいいね、空気もきれいだし。その通り、よくわかる、と。でも海は広いよ。世界は海とつながっている、白い砂浜もきれいだし、泳ぐのも気持ちがいい。夏は太陽に当たらないとね、とつなげる。
 
このとき、山のよさを否定してはいけません。山を受け入れたうえで、海のよさを伝える。海はもっといいんだと説得し、納得させる。これが「半分オウム返しの術」です。相手の言っていることも受け入れつつ、こちらのほうがもっといいよ、という言い方をするのです。

それでも否定されたらどうするんでしょうね?

中国本土の仕事はまだやったことはないんですが、台湾へは出張にも行きました。
ここまで極端ではないですが、自己主張はハッキリしてましたね。