明石歩道橋事故公判 時効認め、元副署長を免訴

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明石歩道橋事故公判 元明石署副署長の時効認め、免訴 (産経新聞) - Yahoo!ニュース

兵庫県明石市で平成13年7月、花火大会の見物客11人が死亡、183人が重軽傷を負った歩道橋事故で、業務上過失致死傷罪で強制起訴された兵庫県警明石署元副署長、榊和晄(かずあき)被告(66)の判決公判が20日、神戸地裁で開かれ、奥田哲也裁判長は時効の成立を認め、裁判を打ち切る免訴(求刑禁錮3年6月)を言い渡した。

遺族として、誰かに責任を取らせたいという気持ちはわからんでもないですが、今回のは無理筋でしたね。
元副署長としては明確に無罪と言ってほしかったと思いますけど。

朝日新聞デジタル:強制起訴の元副署長、時効成立で免訴 明石歩道橋事故

判決は、元副署長が事故を予測できたかについて、「歩道橋への流入規制が必要という報告を受けておらず、署内のモニターでも混雑状況の確認ができなかった。その状況で事故が予見できたとするには合理的な疑いがある」と指摘した。
 
さらに「(現場の)地域官は流入規制が必要との認識を署に報告していなかった。被告や署長が地域官を信頼し、そのことに疑問を抱かなかったとしても落ち度はない」と述べ、「過失を認めることができないため、過失致死傷罪は成立せず、地域官との共犯も認められない」と結論づけた。
 
奥田裁判長は判決言い渡し後、「あなたに刑事責任は認められませんが、警備に関してまったく問題がなかったと言っているわけではありません。誤解がないように」と元副署長に語り、「事故で亡くなった犠牲者や遺族、負傷者の心情に思いをいたし、後世に事実を伝えていく責任があります」と説諭した。

時効じゃなかったとしても、無罪判決だったようですね。