直噴ガソリン車のPM排出レベル Euro6で第1段階の規制

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:
  • ハッシュタグ:

激変する世界の規制と基準から5年後のクルマを見通す:日経ビジネスオンライン

燃費向上のためにガソリン車では直噴化が進んでいるが、PM(粒子状物質)の新たな規制が2014年に欧州で始まる。直噴ガソリン車のPM排出レベルをディーゼル車並みにしようとする動きの一環で、Euro6で2014年9月の新型車から第1段階の規制が適用される。
 
導入されるのはPN(パティキュレートナンバー)と呼ぶ、非常に細かいPMの数を数えて基準値以内に抑えるもの。これまでPMは、フィルターに付着したPMの排出量を重さで評価し基準値以内であることを求めていた。一方、さらに小さな粒子の排出量を、重さではなく個数で測るのがPN規制である。
 
PN規制は既にディーゼル車で実施されており、1km走行当たり6×10の11乗個以下が求められている。ただし、直噴ガソリン車でいきなり同レベルを実現するのは難しいため、2014年9月以降の新型車で、一桁多い6×10の12乗個に対応させ、2017年9月以降の新型車からはディーゼル車並みを求める。
 
現在のガソリン車はDPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルター)のような後処理装置を付けていない。業界関係者によると、第1段階の規制は、通常のエンジンの改良もしくは現行と同じ技術で対応できそうだが、第2段階に対応する技術はまだ確立できていない。このため、専用のフィルタ「GPF(ガソリン・パティキューレート・フィルター)」の追加が議論されている。

中国の大気汚染でPM2.5が有名になりましたが、ガソリン、ディーゼルを問わず日本国内の直噴エンジンから出ている部分もかなりあります。 「クリーンディーゼル」は全然クリーンじゃないということです。

中国を批判しているヒマがあったら、各メーカーは規制を先取りする形で対策をしていくべきでしょう。
でなければ過去のディーゼル排ガス訴訟の二の舞になると思います。