電力需要、最高気温35度でも前年並み

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エネルギー管理:今夏も電力需要は増えず、最高気温35度でも前年並み - スマートジャパン

過去3年間の東京電力管内における最大電力と最高気温の状況を見てみると、東日本大震災後の2011年と2012年の夏は最大電力が5000万kW程度に収まっている(図1)。今週前半の最高気温が35度で、最大電力が5000万kW以下だったことを考えれば、今年の夏も5000万kWを大幅に上回ることはないだろう。電気料金が値上げされたこともあり、企業と家庭の節電対策は十分にとられているとみてよい。
 
ところが政府の委員会の予測では、節電による需要抑制効果は前年よりも小さくなり、東京電力の管内では2012年の実績707万kWから629万kWに縮小すると想定した。一方で景気回復によって119万kWの需要増加を見込み、最大電力は5450万kWに達すると予測している(図2)。前年の最大電力が5078万kWだったにもかかわらずだ。またしても予測値が大きく外れることは確実で、委員会の存在価値が問われる。

電力需給検証小委員会は大本営か!?
「電力需要が減る時代」にアタマを切り替えられない人たちなんでしょう。