電気料金プランのシュミレーション

東京電力が「でんき家計簿」というサービスをやっているので、登録してみました。

料金プランの比較シュミレーションもできるということだったんですが、時間帯ごとの消費電力は自分で電気メーターを読んで記録したものを入力しなければならないようです。
スマートメーターじゃないので仕方ないのですが、面倒ですね。

エネルックリモコンで大体の時間帯別使用電力は分かるので、それを入力してもいいのですが、自分でExcelの表を作って計算することもできます。

もうすぐ稼働する太陽光発電や、今後の蓄電池の導入を考えたときに、夜間優遇型の料金プランにした方がいいのか気になったのでやってみました。

plan.jpg

モデルとしては6月の平日を想定しています。 燃料費調整額再生可能エネルギー発電促進賦課金、各種割引等は考慮に入れません。

例えば一日あたり11kWh、30日で330kWhとして、40A契約の従量電灯Bだと基本料金+従量料金の合計で 8766円になりました。
これを「おトクなナイト8」に変えると 8978円、「おトクなナイト10」なら 8865円になりました。 むしろ割高ですね。

次にエコウィルの発電を考慮してみました。 発電時間帯は 06:30~07:30と19:00~21:30の3.5時間です。 購入電力は244.5kWhに下がります。
電気料金は従量電灯Bで6495円、「ナイト8」が6484円、「ナイト10」が6380円です。
従量電灯Bより少し安くなりましたが、まだどんぐりの背比べですね。 この程度の差であれば、土日は自分が在宅するので、逆に高くなるかもしれません。

これに今度は太陽光発電(140W×19=2660W)をプラスしてみますと、購入電力量は145.5kWhまで下がります。
さらに一日に7.5kWh発電したとして、売電量は月に126kWh。 買取価格はダブル発電なので31円/kWhです。
電気料金は従量電灯Bで95円、「ナイト8」が-246円、「ナイト10」が-339円です。
-(マイナス)というのは、東京電力からお金が貰えるという意味です。

最後に蓄電池(ONEエネルギー 5.53kWh)を導入した場合です。
実際には4.6kWhしか使えないようですし、ロスがあるので充電に要する電力を1kWh×5h=5kWhと仮定しますと、購入電力量はむしろ増えて253.5kWhとなります。
ただ8時~22時までは蓄電池とエコウィルの発電だけで賄うことができるので、その間の太陽光の発電量(225kWh/月)は売電にまわすことが出来ます。
その結果、従量電灯Bで-253円、「ナイト8」が-2515円、「ナイト10」が-2658円となりました。

ただONEエネルギーの蓄電池は月額5145円掛かりますから、これだと導入しても赤字ということになりますね。
HEMSの使用料金(通常月額500円~1000円)も含んでのことなので、そう考えれば悪くはないかなとも思いますが。
暖房を使う時期になると、エコウィルの発電量が増えたりするので、また変わってくるとは思います。

今回の試算によれば、「おトクなナイト10」がいいみたいですね。
8月までは様子を見て、9月から切り替えてみようかな。