FITから自家消費へ向かうドイツ

自然エネルギー:太陽光が普及したドイツ、「卒業」へ - スマートジャパン

ドイツでは新規に設置された太陽光発電システムの出力の約3分の1が、設置先の家庭や企業で自家消費されている――ドイツの太陽光関連の企業650社が加盟する業界団体であるBSW-Solar(Bundesverbandes Solarwirtschaft)が2013年7月に公開した調査結果だ。
 
なぜFITを使わず自家消費するのか。BSW-SolarのCEOを務めるカールステン・ケーニッヒ氏(Carsten Körnig)は、「家庭向けの電気料金は、自宅の屋根が生む太陽光発電の約2倍だからだ」と述べている。
 
BSW-Solarによれば、屋根置き型の太陽光発電システムに対するFITの価格は0.15ユーロ/kWh(約19.5円、130円換算)。家庭用の電力料金は0.27ユーロ/kWh(約35.1円)*1)なので、系統に接続して買い取ってもらうよりも、自家消費した方が「儲かる」。このため、特にこの数カ月間自家消費の比率が増えてきたという。

夜得プランの昼間料金は、第一段階(90kWhまで)なら23.36円/kWhです。 今年度のダブル発電の買取価格(31円/kWh)とはまだ開きがありますね。

でも今後も電気料金が上がっていって、買取価格が毎年下がっていくとやがて逆転するようなことになるのかもしれません。
その頃には蓄電池がリーズナブルに導入できるようになっていればよいのですが。