後生畏るべし

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強すぎるU-17日本代表に敵将「こんなチームは初めて」(小澤 一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース

試合後の会見でベネズエラのラファエル・ドゥダメル監督は、「今日の試合の論評は至ってシンプルだ」と前置きした上で、「相手チーム(日本)は試合の大部分でボールをコントロールし、彼らのボールポゼッションによってわれわれは疲労させられ、オーガナイズを崩された。こんなチームは初めて。代表監督として1年半指揮をとっているが、これほどの素晴らしいサッカーには出会ったことがない。偉大なチームであることを認めなければいけない」と述べた。
 
また、日本が初戦のロシア戦から先発8人を入れ替えてきた点について質問されると、ドゥダメル監督は「(それほどの入れ替えは)珍しいことだが、それこそが偉大なチームであることを証明している」と発言し、その理由について次のように述べた。「4人、6人、8人という数の選手を入れ替えることができるということは、チームとしてのダイナミズムやフィロソフィーが一貫している証拠。そうした仕事は賞賛に値する。選手の名前や選手の細かな特徴は変るかもしれないが、チームとしての戦術は変わらない。チュニジア戦(初戦)ではわれわれの弱さが露呈してしまったが、今日の試合の問題はわれわれになかった。問題は、われわれが集中やダイナミズムを持つことができないほど日本がダイナミックだったということ」

ザックジャパンの代わりに、「96 JAPAN」をブラジルW杯に連れて行った方がいいかもしれません。

U-17日本代表が”なんちゃってスペインサッカー”にならないワケ(小澤 一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース

17歳以下の日本代表監督のみならず、今や「育成世代のスペシャリスト」として実績と評価を兼ね備える吉武博文監督のサッカーが“なんちゃってスペインサッカー”にならないワケ(訳)は当然ながらいくつかあるのだが、集約すると「究極のリアクションサッカー」であることに尽きる。どういうことかというと、吉武監督からも選手たちからも「自分たちのサッカーをする」という合言葉は聞こえてくるのだが、それが「相手の存在を無視したサッカー」とはならず、「相手を見て、判断・相談するサッカー」、つまりは相手の存在を意識したアクションを起こすからこそのリアクションサッカーになっている。
 
攻撃のコンセプトは至ってシンプルで「相手の守っていないところを攻める」こと。ロシア戦での勝利後、吉武監督は「それぞれの試合であまり具体的なことは言わないというか、『こうしろ』、『ああしろ』ではなくて、『自分の最初のインスピレーションを大事にしてもらいたい』ということは伝えます。『どこで何をしろ』ということは日本の選手はそう言うとそっちの方に移ってしまうので、『相手の守っていないところをちゃんと見よう』と。(伝えています)」と自らの指導方針とチームとしての攻撃方針について説明している。練習でも気になるプレーの後にフリーズをかけて細かく選手に状況確認させる吉武監督の指導法だが、前述の通り「こうしろ」という強制ではなく、ミスが起こった状況を再現した上で「今のはどうだった?」、「相手はどこを守っている?」という発問によって選手が能動的に答えを見つけ出しながら、一方でチームとしての狙い、判断基準を統一させている。

うーむ。 合気道的な戦術なんですね。 試合観てみたいなぁ。