H/Wの準備が整ったところで、システムS/Wを導入していきます。

BeagleBone Black(以下、BBB)の特異な点として、オンボードに2GBの不揮発性メモリを持ち、Ångström Linuxや Cloud9 IDEがプリインストールされています。 したがって、microSDHCカードを挿さなくても、電源を入れるだけで Linuxが起動します。
他にも Ubuntuや debian、ArchLinux、Androidなどもインストール出来るようです。

でもmicroSDHCカードにシステムが入っている方が、差し替えなどに便利ですね。
ここでは CuBoxに引き続き、Voyage MuBoxを入れてみることにします。

BBB用のmicroSDHCカードを作成するには、別にLinuxが動く親機が必要だということです。
BBB内蔵のÅngström Linuxで起動させて、そこで作成することも出来るんじゃないかと思うんですが、そういう事例は見当たりません。
とりあえず手元に Voyage MuBoxが入った CuBoxがありますので、それを使ってやってみます。

まず パッケージのアップデートをしてから、curlとdosfstoolsをインストールします。

root@voyage-mubox:~# apt-get update
(略)
root@voyage-mubox:~# apt-get install curl dosfstools
(略)

続いてインストール用のスクリプトをダウンロードして、実行属性を与えます。

root@voyage-mubox:~# curl http://mirror.voyage.hk/download/voyage-mubox/beaglebone/install-mubox-beaglebone.sh > install-mubox-beaglebone.sh
% Total % Received % Xferd Average Speed Time Time Time Current
Dload Upload Total Spent Left Speed
100 1880 100 1880 0 0 2935 0 --:--:-- --:--:-- --:--:-- 7041
root@voyage-mubox:~# chmod 755 install-mubox-beaglebone.sh

CuBoxのUSB端子にカードリーダーを接続して、4GB以上のmicroSDHCカードを挿入します。
この場合のデバイス名は /dev/sdaでしたが、dmesgコマンドで確認してください。

root@voyage-mubox:~# ./install-mubox-beaglebone.sh /dev/sda

成功すれば「Voyage MuBox for BeagleBone (Black) installed!」というメッセージが表示されるはずです。


作成したカードをBBBにセットして電源を入れるのですが、そのままだとBBB内蔵のÅngström Linuxが起動してしまいます。
基板上のPowerボタンを押しながらACアダプタ(またはminiUSBケーブル)を接続すると、microSDHCカードから起動します。

ここから先は、CuBoxと同じです。 DHCPでIPアドレスを割り振られていると思いますので、ブラウザで管理画面にアクセスして、固定IPアドレスに変更します。
続いてTeraTermなどでSSH接続して、/etc/fstabに NASのマウント先を記述します。

root@voyage-mubox:~# remountrw
root@voyage-mubox:~# vi /etc/fstab
(略)
root@voyage-mubox:~# cat /etc/fstab
#/dev/hda1 / ext2 defaults,noatime,rw 0 0
proc /proc proc defaults 0 0
tmpfs /tmp tmpfs nosuid,nodev 0 0
#tmpfs /rw tmpfs defaults,size=32M 0 0
//192.168.1.xxx/usb/usb1/iTunes /iTunes cifs guest,sec=ntlm,uid=root,file_mode=0644,dir_mode=0755,cache=strict,iocharset=utf8 0 0
root@voyage-mubox:~# mkdir /iTunes
root@voyage-mubox:~# ln -s /iTunes /var/lib/mpd/music/iTunes
root@voyage-mubox:~# mount -a

あとはmpdのアップデートをかければ、NASのライブラリが登録されるはずです。


次に、毎回 Powerボタンを押しながら起動するのは面倒なので、microSDHCから起動するようにブートローダーを変更してみます(参考サイト)。

root@voyage-mubox:~# cd /
root@voyage-mubox:/# mount /dev/mmcblk1p1 /mnt
root@voyage-mubox:/# cd mnt
root@voyage-mubox:/mnt# tar cvf ~/bootloader_bakup.tar *
root@voyage-mubox:/mnt# cd ..
root@voyage-mubox:/# wget http://mirror.voyage.hk/download/voyage-mubox/beaglebone/boot-beaglebone.tar.xz
root@voyage-mubox:/# tar Jxvf boot-beaglebone.tar.xz -C mnt --no-same-owner
MLO
u-boot.img
uEnv.txt
root@voyage-mubox:/# umount mnt

これで次回からは、電源Offからでも Voyage MuBoxが起動するハズです。