インドネシア、ASEAN自動車生産での存在感上昇

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インドネシア、自動車でタイ猛追 ASEAN生産拠点の存在感上昇 (SankeiBiz) - Yahoo!ニュース

輸出に関してはタイが強く、今年1~6月の輸出台数ではタイが前年同期比3.6%増の56万台、インドネシアは同7.6%増の11万台と差が大きい。しかし、ここでも増加率ではインドネシアが上回っている。さらにインドネシア自動車工業会幹部は来年の輸出台数について「今年の通年予測の20万台からほぼ倍増となる38万6000台程度に増加する」との見解を示すなど、インドネシアは強気の姿勢を示す。
 
インドネシアの自動車生産台数は、同国で主力の日系メーカーが生産強化を図ったことなどから2012年に100万台を突破し、今年は130万台になるとみられている。来年は161万台となり、生産台数に対する輸出台数の比率も今年の15.4%(推定値)から24%に高まる見通しだ。
 
タイの現在の年産能力は約250万台だが、ASEAN自動車連盟によると、インドネシアも16年には260万台、25年までには418万台を目指している。現在、ASEAN域内の主要自動車生産国はタイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、ベトナムとなっている。15年末に予定されているASEAN地域の市場統合に向け、各国が産業強化を目指すなか、頭一つ抜き出た形のタイとインドネシアの間で激しい競争が繰り広げられていきそうだ。

タイは政情不安、インドネシアは地震というカントリーリスクがありますが、輸出基地としての役割をインドネシアが持つのは自然なことです。
あとはインフラ整備を行って経済の効率を上げていくのが課題ですね。