マツダが「CXー3」で狙ったもの

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SUVかBセグか マツダ「CXー3」が狙ったもの (THE PAGE) - Yahoo!ニュース BUSINESS

室内長はフロントシート優先で見るならあまり大きな意味はないので、リアシートを積極的に使いたい人以外はあまり考える必要はない。リアシート優先で使いたいとなれば、そもそもBセグメントでは足りない。そこはCX-5を選択すべきだろう。CX-3の後席は空間の広さそのものは、頭上も含めて思ったよりある。しかしリアシートの出来は背もたれの倒れ具合に対して座面の後傾角が足りないし、ひざ裏のサポートもあまり考えられていないし、左右方向でもヘリの硬さが足りないためお尻が落ち着かない。全部が柔らかいダメなソファーの様だ。多分CX-3の一番顕著な欠点はここだと思う。しかし、繰り返すが、リアシートに大人をしっかり乗せようと言うのは本来、Bセグメントの用途外だと思う。

CX-3が「スペースユーティリティーヴィークル」だというのは斬新な解釈だと思うけど、「リアシートに大人をしっかり乗せようと言うのは本来、Bセグメントの用途外」というのは認識が古過ぎるのでは?

【マツダ CX-3 試乗】ユーザーを選ぶ、提案型の新クロスオーバー…中村孝仁 | レスポンス

デビューした時思ったことは、日本市場でライバルになるのはほぼ間違いなくホンダ『ヴェゼル』だろうということ。つまりあちらはデミオのライバルたる『フィット』がベースで、その成り立ちも極めて似通っていたからだ。ただ、向こうはハイブリッドやガソリン仕様が用意されるのに対し、CX-3はディーゼルのみの設定。ただし、FWDと4WDの用意はあるし、向こうにはないマニュアルの設定がある。
 
デミオに比べて全長で215mm、全幅で70mm、そして全高で50mm拡大している。サイズ的には全高を除けばほぼヴェゼルといい勝負だから、その外観を見た時ほとんどの人は、ヴェゼル並みの室内空間を持っていると想像してしまう。ところが、CX-3の室内空間はほぼデミオ並。拡大されたリアオーバーハングによって、若干ラゲッジスペースは拡大しているものの、前後シートのスペースはほぼデミオと同じでリアは若干狭いくらいなのだ。ここで多くのクロスオーバーを想定したユーザーはあれっ?となるはずである。

月3千台の販売計画ですから、最初から万人受けを狙った商品ではないのでしょう。 CX-3を買いに行って、CX-5やアクセラを買う人もいるかも。

ディーゼルから“カラカラ音”減らしたマツダ「CX-3」:日経ビジネスオンライン

実際、CX-3の開発で、マツダはこれまでにない新しいジャンルのクルマを生み出すことを目指したという。CX-3で最も個性的な部分は、そのデザインだろう。こういうコンパクトカークラスでは、限られた寸法の中で、最大の室内スペースを確保するために、短いボンネットと、大きなキャビンを組み合わせたプロポーションにするモデルが多い。そうした中で、CX-3は長いボンネットとコンパクトなキャビンという特異なプロポーションを採用した。クルマを真横から見ると、ちょうどドライバーの頭が、ホイールベースの中央あたりになる。これは、SUVというよりもスポーツカーに近いプロポーションだ。(中略)
 
実際に後席に座ってみると、余裕たっぷりというわけではないが、きちんと空間が確保されていて、前方の見晴らしもよく、閉塞感はない。また筆者の場合、デミオでは後席に座ると天井に頭髪が触れるか触れないかというぎりぎりのところだったが、CX-3ではそのようなことはなく、ヘッドルームが拡大していることが実感できた。荷室も、リアオーバーハングを約100mm拡大したことを生かして350L(5人乗車時)と、デミオの280Lを上回り、上級車種の「アクセラスポーツ」の荷室容量(364L)に近い値を確保している。ただし、例えば競合車種のホンダ「ヴェゼル」の室内スペースはCX-3よりもずっと広く、後席で足を前に投げ出せるくらいの余裕がある。このあたりは、ユーザーがクルマに何を求めるかで選択する部分だろう。

最近のマツダ車は、「適正なドライビングポジション」や「美しいデザイン」のためにユーティリティ性を犠牲にしている訳ですが、二者択一しか出来ないんですかね?
今後出てくるミニバンではどのようなアプローチをしてくるのか興味があります。