太陽光発電の普及で猛暑でも電力にゆとり

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太陽光発電の普及・節電定着…猛暑でも電力にゆとり (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

東京都心で7日、最高気温35度以上の「猛暑日」が過去最長の8日連続となるなど、各地で記録的な猛暑が続くなかで、大手電力各社は比較的余裕のある電力供給を続けている。すべての原発は止まったままだが、太陽光発電の普及や節電の定着で、真夏の電力不足の心配は遠のいている。(中略)
 
7日までの1週間で、東京、中部、関西、九州各電力の最大使用率をみると、95%以上になったのは1日の中部電だけだった。東電では90%以上が4日あり、あとは90%未満の「安定的」だった。

天気が良くなって暑くなれば、太陽光の発電量も増えるからね。
太陽光発電の普及が夏のピークカットに役立つというのが実証されたかたちです。

むしろ火力発電所のトラブルの方が問題ですね。

関電、今夏も他社頼み 最新の姫路火力でトラブル続発 (神戸新聞NEXT) - Yahoo!ニュース

6月10日、関電は天然ガス火力の姫路第2発電所全6基を停止させた。5月以降、2基で蒸気タービンを回す翼が折れたためだ。応急措置として蒸気の流れを調整する圧力プレートを入れ、7月に1~4号機の運転を再開したが、1基あたりの出力(48・65万キロワット)を4~5%抑えざるを得ない状況が続く。(中略)
 
トラブルを受け、関電は今月、中部や中国電力などから、当初計画より34万キロワット多い計82万キロワットの電力融通を受ける見込み。関電管内では今夏、電力供給力に対する需要の比率を示す使用率の最大は3日の91%にとどまっているが、電力需要のピークは盆明けに迎えることが想定され、残暑が厳しければ需給が逼迫(ひっぱく)する恐れもある。
 
一方、7月の最大使用電力は2010年に比べ約350万キロワット(14%)減少。節電効果に加え、電気料金の再値上げで関電との契約を打ち切って新電力に乗り換える企業が増えたためとみられる。

何が原因なんでしょうね?

電力供給サービス:最新鋭のガス火力発電所が全面停止、関西の供給力が7月に94万kWも減少 - スマートジャパン

関西電力が3号機と5号機を調査した結果、どちらも蒸気タービンの回転翼で最後尾にある最も大きな28段目に損傷が見つかった(図2)。この損傷によって蒸気タービンの回転バランスが崩れて、異常な振動が発生したものと判断した。今のところ損傷の原因が不明なことから、同じ型式の1~6号機すべてで28段目の回転翼を取り外す応急対策工事を実施することになった。
 
6月11日(木)から6基の応急対策工事を開始して、7月上旬から順次運転を再開する予定だ(図3)。6基のうち4基は7月中旬までに復旧する見通しだが、6号機は8月上旬にずれ込む。蒸気タービンが損傷した3号機と5号機では、破片が復水器にも損傷を与えていた。損傷が発生して間もない5号機は引き続き点検が必要なことから、復旧時期は未定である。

一番遠心力が掛かる羽が損傷したのかな?

三菱重工と日立が火力発電事業を統合。だが肝心の技術でトラブルが続き前途多難 | ニュースの教科書

実は日立の発電用タービンにはこのところ致命的なトラブルが相次いでいる。発電技術の要であるタービンのブレード(羽)が折れたり欠損が発生する事故が多発しているのだ。中部電力の上越火力発電所では、ブレードが折れる事故が2回も連続して起こっている。
 
三菱側も安泰ではない。カリフォルニア州にあるサンオノフレ原子力発電所は、三菱重工が納入した蒸気発生器がトラブルを起こし解決のメドが立たないとして、同原子炉を廃炉にすると発表した。蒸気発生器に異常な摩耗が発生しているという。同原発は三菱重工側に損害賠償請求をする構えだ。

日立と三菱重工のタービンはヤバイんじゃないの?