実質デフォルトのアルゼンチンでトヨタが絶好調な理由

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:
  • ハッシュタグ:

ハイラックスが販売台数ランキング2位! アルゼンチンでトヨタが絶好調な理由 (HARBOR BUSINESS Online) - Yahoo!ニュース

そもそも、アルゼンチン・トヨタは南米市場を担うのが目的で設立された。現在生産されているハイラックスはブラジル、ペルー、コロンビア、パラグアイ、ウルグアイなどに輸出されている。11月5日付の現地紙『iProfesional』によれば、〈「2005年から現在までの輸出総額は150億ドル(1兆9500億円にもなる」〉とダニエル・エレロ社長が述べたという。更にエレロ社長は「(パーツや他車種の輸入の為の)ドルの入手には、我が社は影響を受けない。何故なら、我々は輸出入バランスで輸出超過を達成しているからだ」と答えたそうだ。
 
このエレロ社長のコメントを補足しておこう。アルゼンチンでは景気の低迷と高いインフレが影響して、ここ数年輸出が不振で、その影響で外貨が不足しているという事情がある。そこで、輸出で健闘している企業には「外貨を稼いでくれている」という褒美として輸入が容易に出来るように政府が輸入に必要なドルの取得を容易にしているのだ。トヨタはこの政府からの支援を受けている企業のひとつなのだ。そして、これが、10%の販売シェアを超えることの原動力にもなったわけだ。

トヨタはこういうの得意だね。 政治力あるし。