Wave125iを軽二輪登録するには(インプレッション編)

シェイクダウン3km、慣らし80km、ツーリング700km走っての感想です。

1.振動
ピストンが 5g重くなって、パワーも排気量 5cc分増えているはずですが、アイドル、走行中ともに特に大きくなったとは感じません。
振動が大きくなるとハンドルやステップから身体に伝わり疲労の原因になります。
今回の「純正ボアアップ」の達成すべき性能目標だったので、よかったです。

2.燃費
先週末のツーリングで、福島県檜枝岐村から R352枝折峠を越えて新潟県魚沼市へ抜けて帰ってきました。
319kmを走るのに 4.95Lのガソリンを消費したので、燃費は 64.4km/Lになります。 旭市禁酒キャンプのときから変わってないですね。
燃費の悪化は航続距離の低下ですので、これもまた狙い通りになってよかったです。

3.パワー/トルク
振動も燃費も変わっていないので、当然ながらパワー/トルクも「ほとんど」変化はありません。
5ccといえば大さじ一杯くらいの違いですが、冬に空気が冷たくなって、「なんかパワーが出ているな」と感じますが、それくらいの差ですね。
全く同じ条件で乗り比べたとしても、その差を感じ取れる人はいないんじゃないかと思います。
とはいえ全く無意味かというとそうでもなく、例えば新潟から苗場へ向けて R17火打峠を登っていく長い直線の上り坂がありますが、ボアアップ前よりもほんの少しですが元気に登ってくれました。

4.耐久性
これについては年単位で経過観察しないと現時点では不明です。
とはいえ社外品のように鋳鉄スリーブが無くなるほどボアを広げているわけでもないですし、圧縮比も排気量アップを考慮しても 1:9.6くらいなので、ノーマルより耐久性が著しく劣るという要素はないと考えています。

総評
「振動、燃費、耐久性を悪化させない」という性能目標を達成できたので、今回のボアアップは大成功だと感じています。
逆にパワーアップが目的なら、1.0mm O/Sピストンを使うのは止めたほうがいいと思います。