「見せびらかしキャンプ」の終焉

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スノーピーク大幅減益が暗示する「見せびらかしキャンプ」の終焉、そして「グランピング」もフェードアウトする(高橋 克英) | マネー現代 | 講談社

とはいうものの、現実のキャンプ場では、テントとテントがひしめき合い、その距離わずか数メートル。隣の気配や騒音に苛立ちながらも手前はマナーに気を使い、一方で他人にオフロード車やテント、キャンプ用品の違いを見せびらかすーー。そんな面倒くさい攻防が展開されているのが、日本のキャンプの現状である。
 
初心者はともかく、マナーが悪いキャンパーが参入することで、備品盗難、深夜騒音、喧嘩、盗撮、無断SNS掲載などが起きるようになり、道の駅では車中泊禁止になったり、公営キャンプ場が廃止になったりと規制を強化する動きが続いている。細々した規制や罰則が強化され、防犯カメラまで設置されたキャンプ場は、まさにディストピアだ。

ずいぶん悪意のある書き方だけど、半分くらいは同意するしキャンプブームが去ることも大歓迎です。

とはいえ同意できないところもあって、

そもそも自然の中で開放的な気分を味わうためのキャンプなのに、日常生活の煩わしさからの解放もなく、その延長戦のようなギスギスした世界があり、細々した規制が掛けられていること自体、異様だ。

こういう輩が羽目を外して騒ぐんだよ。
キャンプ場であろうが自分の山でもなければ「公共の場所」であって、他者への気遣いをするのは当たり前。 規則があるのも当然だ。
子供を放し飼いにする親もそう。 そういうのは自宅の庭でやれ。 他人の区画に入ってくんな。

キャンプブームで新規にオープンしたキャンプ場は数多いが、新規投資を回収するためにビジホ並みの料金設定になっているところが大半だ。
実際キャンプ場なんてそんなに儲かるものでもないので、営利前提だとそういう料金になるのは理解できる。
困るのはキャンプブームで利用者が押し寄せた結果、キャンプ泊可だった河原や無料/低価格の公共キャンプ場が軒並み閉鎖もしくはデイキャンプのみになってしまったこと。
関東近郊では巾着田、利根、川の広場などがそれにあたる。

ファッションとしてキャンプをやっているような人々が淘汰されてガチ勢だけが残るなら、キャンプブームの終焉は望ましいと思う。