FreeBSD 15.0リリース ―pkgツールベースのインストール/アップデート方式を採用へ | gihyo.jp
pkgbaseは、FreeBSD 16以降でデフォルトのインストール方法として、すべてのVMイメージとパブリッククラウドに公開されているイメージで使用されることになる。FreeBSD 15.0では、pkgbaseはテクノロジープレビューとして提供されており、将来のリリースで基本システムのインストールとアップグレードを管理するための標準的な方法になると期待されている。
なお,従来のfreebsd-updateを用いたインストール/アップデート方式はFreeBSD 15.0で使用することができ、FreeBSD 15 stableブランチの存続する間はfreebsd-updateのサポートと共に継続されるが、ディストリビューションセットに対するサポートはFreeBSD 16で廃止される予定。
ふーん。 自宅サーバーは 14.1なんだが、14.3経由で 15.0に上げた方がいいのかな? それとも直で 15.0に上げるか。
結局、14.1から 15.0に freebsd-updateで上げたんですが、トラブル発生。
「ld-elf.so.1: Shared object "libsys.so.7" not found, required by "libc.so.7"」というエラーが出ます。
Fortunately, Graham Perrin had already reported this with basically-the-same steps to get into trouble.
And based on that Matthew and Colin made a fix so that other people could first update their packages (e.g. pkg update on the system before using freebsd-update) to get the fixes in to the package-manager.
このページを見つけて修復しようとしたのですが、ネットに繋がらなかったので「/rescue/fetch https://download.freebsd.org/releases/amd64/15.0-BETA2/base.txz」のところが上手くいきませんでした。
この記事を書いているということは修復できたのですが、その手順は、
1.Windows PCなどで https://download.freebsd.org/releases/amd64/15.0-RELEASE/の base.txzをダウンロードしておく
2.base.txzを解凍し、/lib/libc.so.7 を適当な USBメモリにコピーする
3.libc.so.7をコピーした USBメモリ(またはメモリカード)を FreeBSD機の USBポートに挿す
4.FreeBSDをシングルユーザーモードで起動する
5.「シェルのパスを入れるかリターンキーを押せ」みたいなメッセージが出てるけど、構わず /rescue/mount を実行
6./rescue/zfs set readonly=off zroot/ROOT/default を実行
7./rescue/geom part list を実行して USBメモリのパーティションを把握(自分は microSDXCカード+カードリーダーだったので da0s1)
8./rescue/mount_msdosfs /dev/da0s1 /media
9.cd /media を実行
10./rescue/cp libc.so.7 /lib を実行
11.Ctrl+Alt+Delキーを押してリブート
これで通常通り起動して問題が解決しました。 FreeBSD再インストールなんてことにならなくてよかったですが、土曜日の午後の 2時間が無駄になりました。
やっぱりリリースされてまだ日が浅い奴は避けた方がいいですね。