ニッポン放送の新株予約権発行、高裁も差し止め認める

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そのうえで、判断を追加し、フジサンケイグループの手法が法に触れる可能性にも言及。同放送の「グループ各社から取引を打ち切られる」との主張に対し、高裁は「相手の事業活動を困難に陥らせる以外に格別の理由もないのにあえて取引を打ち切れば、独占禁止法などに違反する不公正な取引にあたる可能性もある」と批判した。
 
さらに、「フジテレビがニッポン放送の企業価値についてマイナス情報を流して、株式公開買い付け(TOB)に有利な状況を作り出すことは、証券取引法違反とまではいわないとしても公正を疑われる行動だ」と付け加えた。

とりあえず、ニッポン放送の支配権についてはもう終わった話として、世間的にはフジテレビへの波及に関心は行ってるようですね。

でも、ここまでのフジ・サンケイグループの対応は、酷いの一言ですね。 まあこんな急所を放っておいたぐらいなので、危機管理が出来ていないのは仕方ない(のか?)ですけど。

フジが持ってる拒否権だって、取締役の解任に対してしか有効ではないみたいだし、6月の株主総会で全員退任するんだから、関係ないよね。 先日発表したフジの新株5百億円発行枠だって、ライブドアが既存株主であるニッポン放送にフジ株を買わせればいい訳で、あまり意味があるとは思えないんだけど。
フジ側のアドバイザリーである大和證券は、だいぶ評判を落としたのではないかしらん。

とりあえずこれで、6月までは国民的関心事が楽しめるわけで、とてもよかったなーと思います。
ニッポン放送も、4月から堀江社長をオールナイト・ニッポンに起用するとか、反撃してほしいな。