Boot Campを公開したAppleの思惑

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Boot Campを公開したAppleの思惑:元麻布春男の週刊PCホットライン

今、Appleがシェアを伸ばすには(以前のことを考えれば、シェアを回復させるには、というべきかもしれない)、Windowsユーザーの取り込みは欠かせないテーマだ。2005年1月にPowerPC G4ベースの「Mac mini」が登場した際、筆者は最初のiMacのようなブームとまではいかなくても、もっと売れるのではなかと思っていた。しかし、Mac miniは一部で話題にはなったものの、それほど爆発的なヒットにはならなかった。
 
その理由を筆者は、Macというプラットフォームの力がそれだけ弱くなってしまったのだと考えている。プラットフォームの力には、技術的なものだけでなく、市場でのシェアも当然含まれる。たとえば、今話題のインターネット配信ビデオにしても、大半のサービスはMacを対象としていない。プラットフォームの力を回復させるには、シェアの回復は欠かせないのである。

確かにMac miniがリリースされた時、元麻布氏や本田雅一氏は絶賛して自ら購入していたもんね。 PCの専門家には新鮮に見えても、一般人にとっては中途半端で割高な製品に見えたんだと思うよ。

「同じ土俵に上がらなければ、Macの環境が優れていることをアピールすることさえできない」けれど、1ボタンマウスのように「使い易いMac」という”神話”が崩れる可能性もあるけどね。