それにつけても地形はカール

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webCG | Essays クルマで登山 第79回:日本に残る「氷河の足跡」、木曽駒ヶ岳

氷河期の時代、北半球の北部はその影響を強く受けた。寒冷化の進展に伴い植物は南へと大移動し、大陸氷河の発達によって一部の海は海面が100メートル以上も低下し、あるいは氷に閉ざされ、地表はツンドラ化、などなど。
 
だが、日本では北海道がツンドラ化したことを除けば、本州の高地に小規模な山岳氷河が発達したに過ぎなかった。日本アルプスの山々では、その跡を見ることができる。氷河期が終わり、氷が消えていく過程でできたカールやモレーンといった氷河地形を見ることができるのである。
 
「中央アルプスでも?」
 
もちろん。
木曽駒ヶ岳には千畳敷と呼ばれる大カールがあるし、注意してみればモレーンにだって気がつく。

カールって、氷河地形のことだったんですね。 勉強になりました。
千畳敷カールは、一度行ってみたいところです。 今ぐらいの時期がいいのかな?