「定額制」世代

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ITmedia D LifeStyle:行動原理から見る購買層と購買力

10代20代の青年層であっても、別途ヘッドフォンを買うというモチベーションは変わらないだろう。だがこれらの層には、1万円以上のヘッドフォンを買う金銭的、あるいは精神的余裕はない。
 
筆者ら40代の世代が自らの青年時代を振り返ってみれば、「そんはなずはないだろう」と思ってしまう。というのも筆者らの世代は、「オーディオはちゃんとやるとお金がかかる」ということが知っている世代だからだ。いわゆる「コンポーネントステレオ」の時代だったのである。
 
だが現代は定額制サービスの時代だ。携帯電話やISPを筆頭に、音楽配信やネットゲームなど、魅力的なサービスに対して毎月定額量を支払っている。これは高い物品を購入したときのローンとは違って、ある意味終わりのない支払いだ。どこまでも払い終わることもないし、払い終わった結果自分の所有物になることもない。こういった定額制の支払いが、若い人の収入に対する比率から考えると、ちょっと高いものを思い切って購入するだけの「基礎体力」を削り取っている。

そーかもしんないね。 昔は最初は一点豪華主義で、徐々にグレードアップって感じだったけど、今の人はそこそこの物で満足しちゃう感じかな。
でもしょうがないよね。 昔みたいに右肩上がりの時代じゃないし。 向上心が持ちにくい状況だと、今が楽しければという刹那的志向になっちゃうよ。