「Goes Open」の意味

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西田宗千佳のRandomTracking - ソニー吉岡オーディオ事業本部長に聞く ウォークマン「OPEN」戦略の真意

-「Goes Open」という言葉が、わかりやすいだけに、一人歩きしているところもあります。逆にいえば、「日本はOpenじゃない」と思われてしまいやすい。
 
吉岡:そういう意味では、「Open」というのは誤解しやすい言葉なんですよ。じゃあ、アップルはどうかというと、Openでもなんでもないじゃないですか。
 
なんとなく、ソニーがもっていた閉鎖性と、コーデックやDRMの選択という話が、ゴチャゴチャになって語られてしまっている。だから、今回のことは一般に「オープン戦略」という言い方をされていますけれど、私としては、お客様の利便性を一番にしている、という言い方をしています。オープンにすることが目的というよりは、お客様の利便性をあげるにはどうしたら一番いいか、ということを考えた結果です。

面白いインタビューでした。

個人的にはWMPはキライなんですが、じゃあSS CPがいいかというとこれもまた「・・・」なんですけどね。 いっそSS CPのコードをオープンソースにしてみたらどうかと思いますよ。

Rollyについても、

-「やろう」という話は、満場一致で決まったんですか? それとも、誰かに説得される形でゴーが出たんですか?
 
吉岡:まあ要するに、私がやりたかった、ということです。
 
(中 略)
 
そういう成果が出始めると、改めてチャレンジをしたくなってくる、ということです。ソニーで働いている人のほとんどは、ああいう、Rollyみたいなことをやってみたい、と考えて入ってきている人ですからね。売れようが売れまいが、みたいな(笑)。

ということです。 AIBOもそうですが、こういう部分がなくなっちゃうと、サムソン電子と変わらなくなっちゃいますからね。