食品以外なら偽装の罪は軽いのか?

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「銀イオンで除菌」は効果なし、アース製薬に排除命令 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

公取委によると、命令の対象は「銀イオン+フッ素コートセボン」など4商品。昨年9月から今月までの間、「汚れ・ニオイの元を流すたびに除菌!」「1か月しっかり除菌コート!」などとパッケージに表示、トイレの給水タンクに置いておくと、配合された銀イオンが排水時に流れ出し、便器の表面のカビや雑菌を除去するとともに増殖も抑えるなどと説明していた。
 
これに対し、公取委が公的研究機関に依頼した調査で、4商品に銀イオンは含まれているものの、1回の排水時に流れ出る量は検出できないほど少ないことが判明。このため公取委では、表示されているような除菌効果は認められないと結論付けた。

先日のオーム電機による超音波式蚊よけ器と同じですね。

「超音波で蚊よけ」表示に効果なし、公取委が排除命令 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

公取委によると、同社は香港の業者に蚊よけ器の製造を委託、1998年から「超音波で蚊をシャットアウト」などと表示して国内で販売していたが、公的機関の実験で効果が確認できなかった。
 
2001年以降に販売したタイプでは「音波で蚊を寄せ付けない」という表示に変えていた。
 
同社は、香港や台湾の業者が製造した同様のタイプの蚊よけ器に目をつけ、製造を委託するようになった。公取委に対し、「効果はあると思っていた」と説明しているという。

「あるある」レベルのそれらしい効能を謳って消費者を騙している訳で、食品偽装となんら変わりません。
食品会社なら営業停止などの処分を受けますが、それ以外の業界では注意とか略式命令とかそんなレベルです。
これじゃ今後も後を絶たないでしょうな。