カムベアリングの交換

メーカー不明のWave110用280度ハイカムですが、そのまま使っても面白くないので、ベアリング交換の実験台になってもらいます。

交換するベアリングは、ホンダ純正部品です。 小径側が 91008-HB3-003 (\460)、大径側が 91007-GB6-912 (\520)です。 大径側は別に交換せずとも使用できますが、ついでなので。

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ベアリングプーラーは内科通院のついでに、坂戸のアストロプロダクツで買ってきました(\2,580)。

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作業はベアリングの外輪に爪を引っ掛けて、ハンドルを回して引き抜くだけ。 カムシャフトの中心の穴に、適当なボルトを入れて塞ぐといいでしょう。

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新しいベアリングを打ち込むのも難しくありません。 小径側から先に入れるといいです。 外輪を打たないようにしましょう。

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なんとか完成。 引っかかりなどもありません。

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ところが電動インパクトでカムスプロケットのボルトを締めていたら、ねじ切ってしまいました。 ショボーン。
仕方なく、元のカムシャフトに戻しましたとさ。 残ったボルトは、後でエキストラクターを買ってきて取り除きます。


ところでベアリングを交換するのと、ベアリングカラーを製作するのと、どちらがいいのでしょうか?

カラーの製作コストは、プーラーの値段とほぼ同じです。 どちらも使い回しができますが、ベアリング交換の場合はカムシャフトを交換するたびにベアリングが必要になります。
カラーの設計・製作に必要なスキルと、ベアリング交換の作業を比べると、ベアリング交換の方が敷居は低いと思います。
カム交換の頻度が多い人は、カラーで対応した方がいいと思いますけどね。