ボッシュ、ESCの市場調査結果と今後の動向を発表

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日本でのESCの普及が進まない理由として、まず一般ユーザーにESCという装備自体の認知度が低いことが挙げられる。これはメーカーによってこの装備の名称が異なることも一因だという。欧州や米国で名称が“ESC”に統一され、日本でも自動車アセスメントで安全機能としてESCの表記があることから、ボッシュではESCという呼称での普及を推進している。

そういうもんかね? トヨタがVSC、ホンダはVSAと呼んでいますね。 スバルはVDCと呼んでるけど、いずれトヨタに倣うでしょう。 ESPと言っているところもあったような。 wikipediaを見ると、実に多くの名称があることがわかります。

確かにABSも昔はホンダがALB(Anti-Lock Brake)という呼称を長年使ってたっけ? 元々、日本で初めてABSを装備したのが2代目プレリュードだったからね。

法規制の面では、標準装備が義務化される方向のようです。

米国では、4.5t以下の全車両にESCの標準装備を義務化することが決まり、2009年からの移行期間を経て2011年9月以降はすべての新車に ESCが標準装備される。欧州でも欧州委員会が欧州議会に対し、ESC導入計画を2008年5月に提案した。EU加盟国は2014年までにすべての新車の ESC標準装備を義務化するという。
 
同社は、2012年までに日本でESCの標準装備化が義務化されることはないとみている。2012年には日本で生産する車両の装着率が49%まで上がるものの、やはり半分は輸出向けであり、国内向けESC装備車は生産した車両全体の25%程度にとどまると予測している。車両タイプ別では、中級車種や上級車種の標準装備化が進むと推測した。

日産あたりが”全車標準装備”化をすれば、トヨタやホンダも追従せざるを得ないかもしれません。

世界的にESCの需要が増加するなかで、低燃費化に向けてESCユニットの小型・軽量化が求められている。同社は、小型・軽量化を進めるとともに、緊急時だけでなくあらゆる運転状況で車両安定性を維持して安全性を高めるため、機能の追加やパッシブセーフティシステムとの統合など、高機能化を進めていく。同社が2009年に発表する予定の次世代ESC「ESP Generation 9」は、現行のGen 8と比べて25%軽量化し、18%以上小型化する。最大3個の圧力センサを内蔵でき、オプションとしてイナーシャセンサの内蔵も可能、モジュラー対応ソフトウエアと高い拡張性を備える。また機能の追加も予定しているという。

現在は別体のヨーレートセンサーが内蔵されれば、多少はコストダウンに繋がるのかな。
「ESP 9」情報は集めておかなきゃなぁ。