GM、いすゞに商用トラック事業を売却へ

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NIKKEI NET マネー&マーケット:GM、いすゞに事業売却へ トラック、再建へ分離

米ゼネラル・モーターズ(GM)は商用トラック事業を売却する方針を固め、いすゞ自動車に打診した。近く本格交渉に入る。経営危機に陥っているGMは再建に向け主要事業部門の1つを売却する。日本車メーカーが米自動車大手の事業を買収するのは初めて。金融危機に揺れる米国を起点とした世界的産業再編が日本企業も巻き込む形で動き始めた。
 
これまで日本車メーカーは歴史的にビッグスリー(米自動車大手3社)から出資を受ける側だった。米国勢を相手にM&A(合併・買収)に乗り出すことは、日米自動車産業の国際競争力が逆転したことを象徴する。

本当になりふり構っていられなくなったんでしょうね。 いやはや。
かつて英国には、民族系自動車メーカーが数多くありましたが、今はゼロです。 米国も(そしてもちろん日本も)同じ末路を辿らないとは、誰も言えないでしょう。

GM:いすゞにトラック部門の売却打診 - 毎日jp(毎日新聞)

GMは主に「GMC」というブランドで北米などで商用トラック事業を展開している。乗用車では世界トップだが、商用トラックの世界シェアは06年の中大型トラック分野で2.1%(15位)と振るわず、収益面でも「足を引っ張っている部門」(国内トラック大手役員)とされる。
 
いすゞの中大型トラックの世界シェアは2.7%(12位)。他社が手薄な小型トラックを主力としており、新興国などで販売を伸ばしている。買収が実現すれば、中大型トラックのシェアも5%近く(8位前後)に高まり、トヨタ自動車と子会社の日野自動車の合算シェア(3%)を抜き国内首位となる。

いすゞとしては、ずるずるトヨタに引き込まれるのではなく、ある程度の経営の自主性は確保したいでしょうし、価格さえ折り合えばGMC買収は意味があると言えるでしょう。
GMとしても、旧知のいすゞに一時預けるだけで、業績が回復したらいすゞごと買い戻せばいいと考えているんじゃないのかな?