ホンダ、アフリカの二輪市場開拓へ

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ホンダ、アフリカでの二輪車生産台数10倍へ(産経新聞) - Yahoo!ニュース

アフリカの二輪車の市場規模は現在約200万台(うちナイジェリアは約140万台)。アフリカでのホンダのシェア(市場占有率)は約2%にとどまり、ホンダ製の約半値の低価格品で攻勢をかける中国メーカーが9割以上のシェアを握る。
 
(中 略)
 
ホンダは1981年にナイジェリアで二輪車工場を立ち上げアフリカの二輪市場に参入した。しかし、市場が思うように拡大せず、07年度の生産は約2万台規模にとどまった。しかし、ここへきて、中国メーカーによる低価格帯商品の投入で市場が一気に拡大、ホンダも低価格商品で販売を伸ばす戦略へと転換する。
 
ナイジェリア工場はフル稼働時に10万台生産できる生産設備を確保しており、今回の能力増強に伴う追加投資は数億円程度で済む見通し。

アフリカに適合するモデルって、どういう形態なんだろう? 普通のレッグシールドを持つカブ? ハンターカブタイプ? それともCG125みたいなモデル?
アフリカといっても砂漠ばかりじゃないんだろうけど、なんかワクワクするね。

Business Media 誠:次はどこを攻める? ホンダのバイク戦略

ヤマハ発動機やスズキなど他の日本メーカーも似た状況だ。結果的に各社は、経済や政治情勢が不安定なアフリカはリスクが高いと判断し、安定した成長を続けるアジアや南米に経営資源を集中させてきた経緯がある。一方で、その間に安さを売り物にする中国メーカーがアフリカ市場に参入し、低所得者層に二輪車を普及させて200万台の市場に育て上げた。
 
「200万台という市場はすでに大きな市場。手遅れになる前にブランドを認知させるための“種まき”だけはしなければならない。使ってもらえればホンダ車の品質の良さは認知してもらえる」。ホンダの大山龍寛常務はこう強調す
 
ただ、現行商品より4割も安い製品の投入はホンダにとっては「赤字覚悟」の大勝負だ。そこまでして、ブランドの認知を急ぐのは「将来的な中・高価格帯への買い替えにつなげたい」(大山常務)との目算があるからだ。

中国メーカーが育てた市場に、実質的に日本メーカーが後から参入するというのは面白いですね。
これまでの成功体験は通用しないかもしれません。 お手並み拝見といったところです。