GM取締役会 連邦破産法の申請の可能性を排除せず

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GM:がけっぷち…12月2日までに米議会へ再建策 - 毎日jp(毎日新聞)

深刻な経営危機に陥っている米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)の経営破綻(はたん)が現実味を帯び始めた。GMなど米自動車大手3社(ビッグ3)は米政府・議会に緊急支援を要請しているが、議会側が設定した12月2日の期限までに大規模なリストラを盛り込んだ再建策を提示しなければ支援実現は難しい。同社取締役会が議論したとされる米連邦破産法の適用申請も、現実的な選択肢として急浮上する可能性もある。

問題は、どれだけ工場を閉めて人員削減するかというリストラ案ではなく、説得力のある会社の存続可能性を示せるかどうかです。
環境対応やコスト競争力で、国外の競合他社とどう伍していくのか。 そしてこれだけ日系メーカーの現地生産が進んだ現在、米国資本のメーカーの存在意義も示す必要があるでしょう。

でもあと2週間でそれが示せるくらいなら、現在のような苦境には陥ってはいないでしょうから、難しいでしょうね。

asahi.com(朝日新聞社):米GMの一部役員、破産法申請も選択肢 米紙報道 - ビジネス

同紙によると、GM取締役会は、政府の資金支援の取り付けを最優先することで同意している。ただ、一部役員は、破産法申請の可能性を今後の選択肢から排除しない姿勢という。関係者の話として報じた。破産法は、会社再建型や清算型それぞれの処理について定めている。

いっそ清算型で身軽にして、別会社として再出発した方がいいんではないかと。 クライスラーと合併するなら、なおさらね。

GM:北米4工場の操業停止へ…12月と1月に1週間 - 毎日jp(毎日新聞)

深刻な経営難に陥り、政府に支援を要請している米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)は21日、ミシガン州やオハイオ州など北米の4工場の操業を12月と1月にそれぞれ1週間ずつ停止する方針を明らかにした。運転資金の流出を防ぐための措置で、政府支援が決まるまでの資金繰り確保に全力を注ぐものと見られる。
 
このほかGMは、ミズーリ州の工場で生産ラインの一部を停止するほか、カナダのオンタリオ州にあるトラック工場の閉鎖時期を2カ月前倒しする方針。また、議会で批判を浴びた社有ジェット機についても、保有している5機のうち2機を売却することを明らかにした。

ジェット機といえば、この金融危機でプライベートジェット市場も、大幅に縮小するんではないかしら?
ホンダジェットも初期受注は好調でしたが、キャンセルが相次いでいるのではないかと心配ですね。

NIKKEI NET(日経ネット):米ビッグ3、経営陣報酬カットへ 支援狙い「自己犠牲」

】政府支援を要請中のビッグスリー(米自動車大手3社)が12月2日までに提出する再建計画に、報酬カットなど経営陣の処遇見直しが盛り込まれることが確実になった。ゼネラル・モーターズ(GM)は一部取締役が破産法申請も視野に入れているとの観測が浮上するなど、経営危機は深まるばかり。3人の経営トップは、政府支援獲得のために「自己犠牲」を迫られそうだ。
 
ペロシ米下院議長ら民主党首脳は21日にビッグスリー首脳へ書簡を送り、融資と引き換えに株式引受権(ワラント)などを政府側に渡したり、政府が経営監視できる仕組みを設けることなどを再建計画で要求。同議長は「経営トップが多大な犠牲を払い、経営を大きく変革していくことを納税者に示すべきだ」と強調し、過剰な報酬の受け取りもいさめた。

報酬カットどころか、普通は退陣すべきだと思いますけどね。 サブプライム問題が引き金を引きましたが、デトロイトスリーの苦境は今に始まったものではありませんから。