パーツ入手の成否

ところで、12/22に発注したパーツの方ですが...

結果をいえば、帰国までに入手することは出来ませんでした。 というか見積もりすら、手元に来ていません。

今年はクリスマスホリデーやニューイヤーズデー、そして週末の並びの関係で、営業日が少なかったというのもあるんですが、最大の原因はコレ。

Honda マレーシアにおける二輪事業体制について

Hondaは、お客様の満足度向上と更なる効率化を目指し、マレーシアでの二輪事業の生産と販売機能を集約して、合弁会社Boon Siew Honda Sdn. Bhd.(以下、文秀ホンダ)を2008年9月に設立することでオリエンタル ホールディングス(Oriental Holdings Bhd. :以下、OH)と合意、本日合弁契約書に調印した。
 
現在、マレーシアでの二輪車卸販売は文秀有限公司(Boon Siew Sdn. Bhd. :以下、BSW)が、二輪完成車の組み立てはカーアセンブラーズ(Kah Assemblers Sdn. Bhd. :OH 100%出資)がBSWから委託を受け行っている。
 
HondaはOH保有のカーアセンブラーズ株式の半数の譲渡を受け、Hondaが50%、OHが50%出資の合弁会社を設立する。2009年1月には、卸販売機能をBSWから文秀ホンダに移管し、生産・販売機能を一体化したオペレーションを稼働する予定。アセアン域内のHonda各社との連携を視野に入れ、競争力の強化を図り、お客様の期待を上回る商品・サービスを提供していく。

マレーシアでのホンダの2輪事業は、昔から文秀ファミリーが権益を持っており、タイやインドネシアのようにホンダが自らの考えでオペレーションできる状況ではありませんでした。

ただ、文秀の子供達は出来が悪い(ローカルスタッフ談)ようで、どうやら経営からは手を引くようです(資本は一部持つのでしょう)。 新しい文秀ホンダは文秀と名前は付いていますが、4輪のHMSBと同じく50%はホンダが持ち、社長もホンダから派遣するので、これまでよりホンダの意見が通りやすくなるハズです。

で、09年1月からこの新体制に切り替わるのですが、私がパーツを発注したのはその移行期間に当たっていて、「発注ルートや卸価格もまだよくわからない。入手できるまであと2週間くらい掛かりそう」というのが、1/6に確認したときの状況でした。 

このプレスリリースは昨年7月に出たときに確認していたのですが、まさかこういう形で自分に関係するとは思ってもいませんでした。 カスタマーサービス本部の方々には、もっときちんと業務の引継ぎができるようにしてもらいたいところです。


で、仕方ないのでローカルスタッフにお金を預けて、パーツの引取りと日本への発送を依頼して帰国してきました。 おそらくジョルカブ復活は2月に入ってからになるでしょう。 年末年始の代休を使って直そうと思っていたので、ちょっと当てが外れました。

今回のクランクケース破損の原因は、もちろん支那エンジンの材質に起因している可能性が高いですが、クランクシャフトにも原因があるんじゃないかと思っています。 自分でクランクベアリングを入れたのですが、その時に振れが出たんじゃないかな、と。

当時は、井上ボーリングを知らなかったので仕方ないんですが、ちょうどいい機会なのでクランクシャフトの振れ修正&溶接(場合によってはベアリング交換)に出す予定です。 帰ってくる頃には、パーツも届いていることでしょう。