トヨタ、来期は1兆円のコスト低減

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トヨタ、来期1兆円のコスト低減に挑む:日経ビジネスオンライン

減価償却費は設備投資を過去3期の1兆5000億円レベルから来期には1兆円を下回る規模に抑制することで低減を図る。今期の減価償却費は1兆1000億円規模であり、償却費を下回る設備投資によって固定費を圧縮するというオーソドックスな手法だ。 (中略)
 
春闘の行方はともかく、目標とする固定費の1割削減は、金額にして5000億円に相当する。一方の「徹底的な原価低減」は、原材料費や調達部品という変動費の大半を占める費目の削減である。同社幹部によると、まだオーソライズされてはいないものの、こちらも「5000億円」がターゲットになりそうだという。合わせて1兆円だ。
 
原価低減の5000億円が達成されれば、過去最高となるが、不可能な数字ではない。原材料費が一定とすれば、トヨタには年3000億円の原価低減の実力がある。これは主として各車種が全面改良する時に成果として表れる。

トヨタ車買うなら今のうちかもしれないですね。 コストダウンすると、どこかしらしわ寄せは出てくるものですから。

これだけコスト削減するのだから、来期は黒字になるのでしょうか?

こうした(1)為替影響の軽減、および(2)来期の世界販売で今期並みの台数確保―という2点を前提にすると、1兆円のコスト低減で、今期の営業赤字4500億円はほぼ埋めることができそうだ。
 
トヨタ単体の今期の世界販売(小売ベース)は、筆者の推計では690万台から700万台の見込み。つまり、来期の販売が横ばいとなれば、「単体700万台」での収支トントンが見えてくる。問題は今期の販売見通し690万~700万台のうち、リーマンショック後に販売が急落した下期では300万台レベルにとどまるということだ。

個人的には赤にはならないけど、3000億円いくかどうかのレベルではないでしょうか。 そして3年ぐらいはそんな状態が続きそうな気がします。